食物繊維の取りすぎは便秘を悪化させますか?

食物繊維で便秘を悪化させることがあります


食物繊維は、食べ物に含まれており、人間の消化酵素では消化できません。

1日に20g前後を目安として摂取するとよいとされていますが、多くの人は、5g前後不足しています。便秘対策として、食物繊維を摂取することはよいとされており、便秘改善にもなると言われます。

便秘になったら、食物繊維を沢山摂るよう心がけている人もいるでしょう。

ただ便秘は、いくつもの原因があり、その症状もいくつかあります。
そのために、状態によっては、食物繊維が逆に便秘を悪化させることもあります。

便秘の状態によっては、食物繊維で逆に悪化させます

食物繊維には、2種類あり、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維です。

これらは、それぞれどちらも胃で消化されず、大腸まで届き、排便を促してくれます。

ただこの2つは、便秘に対する働きが若干違っているのです。
とくに今現在、すでに便秘になっている方が、不溶性食物繊維を沢山摂取すると、余計に状態を悪化させてしまいます。

食物繊維には2種類あります

食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2つあります。
これらは、便秘に対してそれぞれ効果が若干違います。

そのために、あなたの便秘の状態に応じて、どちらを摂取すべきか違ってくるのです。

水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の働き

食べ物には、食物繊維の含まれるものも多いです。
その種類としては、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があります。

水溶性食物繊維は、海草類などに多く含まれており摂取すると大腸に届き、便の一部となり、水分を吸収します。
このために、便を軟らかくする働きがあり、柔らかくして排便しやすくしてくれるのです。

不溶性食物繊維は、穀類や豆類などに多く含まれており、摂取すると大腸に届き、こちらも便の一部となります。
この食物繊維は、便の量を増やすので、大腸を刺激して蠕動運動を促し、これにより排便しやすくします。

ただ、食物繊維の含まれる食べ物には、この2つが含まれていることも多いです。

それぞれ便秘に対する働きが違うので、今のあなたの便秘状態に応じて、どちらを摂取すべきか決まります。

便秘になっている人は、不溶性食物繊維の取りすぎに注意です

通常、便秘で苦しんでいるような人は、食物繊維を沢山摂取するとよいとされ、水溶性も不溶性も両方取るとよいです。

目安としては、水溶性2に対し不溶性1の割合で取るといいでしょう。

しかし、すでに便秘になって何日も苦しんでおり、便が溜まっている人は違ってきます。
このように、すでに大腸内に便が沢山溜まっている人は、不溶性食物繊維の取りすぎは良くありません。

不溶性食物繊維は、便の量を増やす働きがあります。
そのために、沢山不溶性食物繊維を摂ると余計に便の量を増やし、腸内を詰まらせてしまい、余計に便が出にくくなります。

すでに便秘になって時間の長い方は、大腸内での便は水分を失い、硬くなっている可能性が高いです。

硬い便を食物繊維によって余計に増やすので、排便しにくくしてしまうのです。
便秘が長く続く方は、不溶性食物繊維はあまり摂取しない方がよいでしょう。

便秘になって長い方は、水溶性食物繊維を摂りましょう

便秘になってから長く、すでに沢山大腸に便が溜まっている方は、不溶性食物繊維は摂らないようにします。

その代わりに、水溶性食物繊維を沢山摂取するようにしましょう。
水溶性食物繊維は、大腸で便の一部となり、水分を沢山吸収し、便を軟らかくしてくれます。

そのために、硬くなっている便を軟らかくして、排便しやすくしてくれるのです。
また腸内環境を整え、善玉菌を増やす働きもあります。

水溶性食物繊維は、昆布やわかめの海草類、りんごやばなななど、納豆やオクラなどねばねばした食べ物、大豆などの穀類に多く含まれます。

水溶性なので、ねばねばしたような感じの繊維なのです。

日頃からこのような水溶性食物繊維の多い食べ物を食べて、便秘が改善してきたら、不溶性食物繊維も摂るとよいでしょう。

水溶性食物繊維は、水分を吸収し便を柔らかくするので、水分摂取も沢山するようにします。

効果的に水溶性食物繊維を摂取します


便秘になって長い方は、日頃から水溶性食物繊維の含む食べ物を食べると、便秘改善が期待できます。

水分を吸収し便を軟らかくするので、水分摂取も同時に行うようにします。
飲み物を別に用意してもよいですが、食事を工夫すると、水分も一緒に摂取でき便利でです。

たとえば、えのきやオクラ、昆布などをスープにして食べると、水溶性食物繊維と水分を同時に摂取できます。
食物繊維は、熱を加えても便秘に対する効果は変わらないので、煮ても焼いて食べてもよいです。

不溶性食物繊維の取りすぎに注意しましょう

すでに便秘になっている方は、不溶性食物繊維の取りすぎに注意です。

まずは水溶性食物繊維を沢山摂り、水分も摂取し、便秘が改善されてきたら、不溶性食物繊維も摂取しましょう。

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