認知症の方の水分補給はどのようにしたらいい?

認知症の方でも水分補給をしないと脱水症状になります


人間の体は60%から70%が水分で出来ており、血液やリンパ液など体液を構成します。

この体液が失われていくと脱水症状になり、酸素や栄養が上手く体に行き渡らない、体温調節が出来にくくなるなどあり、最悪の場合は命に関わります。

常日頃から水分補給はこまめに行なうようにして、症状に気づいたらすぐ対処しないとなりません。

また脱水症状になると水分と同時にミネラルも失われていきます。

認知症の方には工夫して水分補給をさせましょう

認知症や高齢者の方となると、水分補給するのを嫌がる人もいます。

そのために、脱水症状にならないようにするには、食事などで工夫して水分補給させないとなりません。

特に意識して1日の必要な分だけの水分を飲ませるようにこころがけないと、水分不足となり脱水症状になってしまいます。

脱水症状に気づく前に水分補給させましょう

脱水症状になってしまうと、どうしても認知症や高齢者の方は重症となり、病院に運ばれるケースも多いです。

そのような状態になってからでは遅いので、工夫してこまめに水分補給を行ない、脱水症状を予防するようにしましょう。

脱水症状に気をつけるべきポイント

脱水症状は体内に入る水分量よりも、体外に排出される水分量の方が多いために引き起こる症状であり、体から水分は尿以外にも汗としても多く出て行きます。

特に暑いときは汗も出やすく体から水分が失われ、さらには体調不良のときや、また摂取する水分量が少ないときも、相対的に失われる水分は多いです。

体からは水分と同時にミネラルも失われますので、脱水症状になると、体の不調を起こします。

脱水症状としては、軽度から重度まで以下の3種類になります。

軽度

めまいやふらつきが起こり、口の中かが乾いたように感じます。

中度

頭痛や吐き気があり、口の中が強く乾き、唾液や尿の量が減ります。

また嘔吐するような場合もあります。

重度

けいれんや意識障害を起こし、昏睡や錯覚、幻覚などの精神症状も引き起こります。

重度になると、命に関わることがあり、症状が出たらすぐに水分補給しないとなりません。

こまめに水分補給して脱水症状を予防

脱水症状を防ぐにはこまめな水分補給が必要です。

ただ認知症の方の場合は、自律神経の働きが悪いので、喉が渇いていることに気づかないこともあります。

一番は口の中が乾いていると感じたら、水分補給するのが良いです。

そして高齢者が脱水症状になっていないかどうかは、以下のようにして判断します。

  • 脇の下が乾いていないか
  • 口や唇が乾燥していないか
  • 親指の爪を強く押しても、元のピンク色に戻らない
  • 腕の皮膚を持ち上げて話しても、シワが出来たままになっている

このような状態であれば、すでに脱水症状の初期段階であり、気づいたときにはすぐに水分補給させましょう。

水分補給としては、お茶やお水など飲み物ならなんでも良いですが、同時にスポーツドリンクなどでミネラルも同時に補給させます。

そして夏の暑い日などで多く汗をかくような時は、多めに水分補給させましょう。

水分補給しやすいように工夫

認知症の方は、どうしても水分補給するのを嫌がったり、飲み物を飲んだかどうか忘れてしまったりすることもあります。

このために、日常生活で工夫して、こまめに水分補給出来るようにすべきです。

水分補給するなら、ミネラルも含まれるスポーツドリンクや経口補水液などを飲ませるのがおすすめです。

工夫して飲ませる方法としては、毎日決まった時間に飲み物を飲むように習慣付けておく、認知症の方の近くにペットボトルやポット、急須などを置いておき、いつでも気軽に飲み物を飲めるようにするという方法があります。

無理矢理口に飲み物を持っていっても嫌がるだけなので、本人が進んで飲むように工夫しないとなりません。

その他にも、水分の多い食事を作って食べさせる、果物を多く食べさせて果物から水分補給する、という方法もあります。

脱水症状になったら、ゆっくり水分補給させます


日頃から工夫して、認知症や高齢者の方にも、きちんと水分補給してもらうようにしましょう。

出来れば多めに水分補給する方が、脱水症状の心配もなくなります。

ただ、もしも脱水症状になってしまったなら、体に負担をかけないように急激ではなく、ゆっくりと飲ませていくようにします。

飲ませるときは、冷えているような飲み物でなく、常温以上の飲み物の方が体への負担は少ないです。

もしも意識がないような状態であれば、病院に連れて行って点滴を受けるようにします。

日頃からこまめに水分補給しましょう

日常生活の中では食べ物でも多少の水分補給は出来ますが、やはり飲み物を飲まないと必要な水分は補給できません。

そのために、時間を決めて水分補給する、いつでも水分補給できるように手元に飲み物を用意しておくなど、認知症の方でもこまめに水分補給出来るようにしてあげましょう。

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