水分不足は不調と関係あります
人間の体は、60%以上が水分で構成されており、水分は体にはなくてはならない存在です。
2%水分が不足するだけでのどが渇くようになり、それ以上の脱水は体に不調を表していきます。
最悪の場合は、死に至ることもあり、水分不足は侮れません。
水分は体の中で血液となり栄養や空気を運び、汗として体温を下げ、尿として体の老廃物を出すなど、色々な役割を果たします。
またそれ以外の体液も水分が元となるので、水分不足は体の機能低下や機能不調を引き起こします。
目次
水分不足により体の不調を引き起こします
水分は体に入ると血液や汗など体液となり利用されます。
水分不足で汗が出にくくなると体温調節ができなくなり、体の機能を低下させます。
何より血液も水分が元となっており、さまざまな役割を血液は果たします。
水分不足になると血液が濁り血行が悪くなり、体の隅々まで栄養や酸素を運べないばかりでなく、血行不良により、血管が詰まり病気を起こし、死に至ることもあるのです。
水分不足は様々な不調を誘発します
水分は体にとって潤滑油のような役割を果たします。
水分不足によって潤滑油が少なくなり濁ることは、体の機能をスムーズに働かせなくなり、不調の引き金となります。
頭痛を引き起こします
頭痛が起きる事は、水分不足と関係ないように思えますが、実は密接に関わってます。
もちろん頭痛の原因は色々考えられますが、その1つが水分不足です。
血液のほとんどは水分で構成されており、水分不足は血液を濁らせ、血流を悪くします。
血流が悪くなると、体の隅々まで栄養や酸素を送ることができなくなり、脳にも栄養や血液が不足することにより、頭痛が起こるのです。
頭痛だけだとまだ軽度の症状ですが、さらに水分不足により血流悪化が進むと、脳への血液や酸素の巡りが悪くなり、脳梗塞などになる可能性があります。
または脳の血管が詰まり、破裂してしまい、記憶や言語障害を引き起こす可能性もあります。
脳のこのような不調は夏場に起こりやすいと言われており、水分不足や高温が原因の1つと考えられます。
頭痛が起きれば水分不足のサインとしてとらえ、水分補給をするようにしましょう。
水分不足は便秘を招きます
便秘になるのも、水分不足が関係しています。
食べ物を摂取すると、胃で消化されて、やがて腸に到達し、そこで便になり排泄されます。
最初はどろどろの状態の便も、次第に水分を失っていき、固まっていきます。
その中で水分不足の状態であると、便はかちかちに固まり、腸内を通りにくくなり、便秘になりやすくなります。
腸内にとどまった便は、更に水分を失っていき、更に固まり出にくくなると言う悪循環になります。
無理にダイエットするなどして、水分を摂らないようなときにも、このような原因で便秘になりやすいです。
便秘予防のためにも、水分補給をこまめに行うべきです。
また便秘は食物繊維を摂取するのも改善に良く、食物繊維は胃で消化されず腸に届きます。
腸内にある食物繊維は、便の量を増やし、水分を吸収して柔らかくして、排便しやすくしてくれます。
むくみの原因も水分不足が関係します
むくみは体に不要となる水分が溜まる症状であり、飲み物を飲みすぎるとむくむと考える人もいるかもしれません。
しかし実はむくみの原因は、水分不足にあり、水分摂取を少なくするとなりやすいのです。
一度に沢山飲み物を飲むと、体に水分を溜めることとなりますが、健康な方であれば、体にとって余分な水分は、排出してくれます。
逆に水分補給を少なくするような方は、体が水分不足を察知し、より多くの水分を体に溜めようとします。
尿の量を減らして、体から出ていく水分を少なくするために、自然と体に水分が溜まりむくんでいきます。
水分不足は代謝機能低下も引き起こし、余計にむくみやすくなります。
体の中を水分を循環させて洗うような気持ちで、必要な量の水分を摂取すれば、体の機能と代謝も回復し、むくみも改善されていきます。
むくみが気になる方は、積極的に飲み物を飲んでいきましょう。
1日に必要な水分量があります
人間には1日に必要な水分量が決まっており、日常的に飲み物を控える方は、水分不足になりやすいです。
目安としては、体重1kgに対し40ml前後の水分が1日に必要とされており、体重40kgの方であれば、目安は1,600mlです。
この目安の量を、お水やお茶などで、1日の中で飲むようにしていきます。
もちろん沢山飲み物を飲めば、それだけトイレに行く回数は増えて近くなります。
トイレに行く回数が多くなれば、尿として体の老廃物を排出し、体の中を綺麗にして不調になりにくくしてくれます。
沢山飲み物を飲みましょう
体の不調は、水分不足が関係しており、水分不足を解消すれば、不調も改善できます。
1日に体に必要な水分量は決まっているので、こまめに水分補給し、沢山飲み物を飲むようにしましょう。
