体が水分不足にならないようにする予防法は?

頻度や飲み物を考えることで水分不足を予防できます


水分には、体温調整や、体液の循環といった体調を整えるさまざまな役割があります。

水分不足に陥ってしまうと、それらが正常に機能せず、体温の上昇や老廃物の蓄積、内臓機能の障害などにつながってしまいます。

夏場の日差しの当たる場所で長時間作業した結果、熱中症になってしまったという話はよく聞きますが、実はとても怖いことで最悪の場合死に至ることもあるのです。

そのため体調管理のひとつとして、正しい水分補給の仕方を覚えることが大切です。

水分は腸で吸収され体内に循環されます

私たちが口にした水は、食道を通って胃に届きますが、水分は胃では吸収されず、その先の腸で吸収されます。

その腸で吸収された水分が、血管を通って体内に行きわたるのです。

電解質が水分を各臓器に運ぶ機能を持っており、電解質は塩分に含まれています。

熱中症対策に塩飴をなめたほうが良いと言われる理由はこのためです。

水分を摂るだけではなく、水分補給にはやり方があるのです。

正しい水分補給を覚えましょう

ここまでは、水分補給の重要性と、正しい水分補給のやり方が大切だと説明してきました。

それではここからは、具体的な水分補給の方法について解説していきます。

水分の摂取量

1日に必要な水分量は、2000から2500mlだと言われています。

食物からも水分量は摂取されますが、その量は1000から1200ml程度です。

そのため純粋に水分として、800から1300mlを摂取する必要があります。

この1300mlを一気に飲んでしまっては良いというわけではありません。

1回の水分補給に適切な量は200から250mlほどです。

これは大体コップ1杯と同じ量のため、分かりやすく覚えられるでしょう。

この量のお水を6から8回ほどに分けて摂取してください。

特に、体内の水分は汗から流れ出ていきやすいため、汗をかきやすいシーンの前には必ず水分補給をして水分不足を予防してください。

たとえば運動をする前、就寝前、夏場の日差しが当たるところでの作業といった場面では、自分が想像しているよりも多くの汗をかきます。

1回当たりの量を増やす必要はありませんが、お水を飲まないでおくと熱中症や水分不足に陥る可能性がかなり上がるため、注意してください。

お水の適性な温度

お水は飲む頻度だけでなく、適切な温度があります。

5から15℃ほどが身体活動をするのに適した温度だといわれており、これは冷蔵庫で冷やしたくらいのものか、秋冬くらいなら常温で保管したものでも範囲内に収まります。

夏場だと、氷をたくさん入れたお水や、逆にペットボトルにお水を凍らせて、それを溶かして飲むといった過度に冷たいお水を飲みたくなるかもしれません。

しかし冷たすぎるお水は、量を飲むことが難しく、適切な量に達しにくいです。

また胃腸を刺激してしまい、機能が下がる危険性も考えられるため、飲みすぎ自体もいけません。

それでは暖かい外に放置していたようないわゆる「ぬるいお水」についても説明しましょう。

水温が上がれば上がるほど、体内の水分吸収率は下がっていきます。

確かに体内への刺激は少ないものの、水分が十分に行き渡らなくては水分補給の意味はなくなってしまいます。

白湯になっても同じことで、水分補給という観点では適していません。

冬場も水分不足になる危険性があると聞いたことがある方もいるかもしれませんが、その理由は、暖かい飲み物が増えてしまうからなのです。

上記のことから、なるべく正しい温度のお水を飲むようにしてください。

塩分も摂取する

体内の塩分濃度は0.9%と言われています。

汗をかくことで、汗から塩分が抜け出てしまい、それ以下の濃度になることも考えられます。

塩分が不足していると体は、適切な塩分濃度へするために逆に水分を体から追い出そうとしてしまいます。

いくらお水を飲んだところで、塩分濃度が低いままでは吸収されることなく排出されます。

そのため塩分を摂取することで適切な水分補給ができます。

定番なのは塩飴をなめることですが、他にもタブレットや梅干しでも同様に塩分を補給できます。

水分不足は重大な危険性を持ちます


水分不足により、熱中症の危険性は上がります。

消防庁によると、熱中症による死亡者数は年間で数百人にもわたり、特に平成22年には猛暑の関係もあり、1,700名もの方が熱中症で亡くなっています。

夏場の暑い場所で長い時間作業を続けていた、部活やサークルなどで屋外にて運動をしたりといった水分不足になりやすい場面はたくさん訪れるのです。

ちょっと喉が渇いた程度だと考えていても、水分不足から熱中症に陥り、最悪の場合死に至ることは十分に考えられます。

方法を知って水分不足を予防しましょう

ここまでお話した通り、水分不足は重大な危険性をはらみます。

ただ単にお水を飲むだけで水分不足は解消できないため、適切な水分補給こそが大切です。

飲む頻度や、お水の温度に気を付けて、塩分もあわせてとるようにしましょう。

関連記事

ページ上部へ戻る