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12.10.26
イーチ・イーチ・イチニ。
written by alpina water staff-ASH

さて、体験入隊の目玉は行軍訓練です。山中を荷物をしょって歩いてくるわけですが、ハイキングのようにのんびりしたものではありません。「しごいて来いよぉ。」という正門当直の方の声に送られ、背筋を寒くしながら出発しました。2列縦隊です。歩きながら時折掛け声をかけます。「ヒダリ・ミギ」ではなく、片足を踏み出して「イチ」、次に同じ足を踏み出すときに「イチ」、三度目に同じ足と反対の足を踏み出すときに「イチ・ニ」。最後に「ソーレ」。通すと「イーチ、イーチ、イチ・ニ・ソーレ」という掛け声です。これはその後しばらくの間夢に出ます。さらに登りがきついような時は「イチ・ニ・サン・シ・イチ・ニ・ソーレ」などと掛けることもあります。後ろから車がやってきて、通行の邪魔になりそうな時は最後尾の者が「後方車両!」と叫び、全員が道端に避けます。何度目かの「後方車両!」で待っていると、新車とおぼしきスポーツカーがなんだかきらきらした素敵なカップルを乗せて通り過ぎて行きます。多分教官を含む全員がそのカップルに粘りつくような視線を送ってから、また「イーチ、イーチ、イチ、ニ」が始まります。


背中には当日の昼食(カンヅメとパックのご飯)、水筒を背負っております。大した荷物でもないはずなのですが、登りも中盤にさしかかるとかなりこたえてきます。アゴも出て足取りも重く、掛け声も搾り出すようなものになってきます。しかしふと脇を見ると、O三曹殿が土手から引っこ抜いた草を杖かわりに振り回しながら、鼻歌を歌って足取りも軽く登っていきます。そして「おーい。お前ら歌うたえ。」しんどくなってくると当然誰も歌いだすものがありません。そうすると「10秒以内に歌わないと、全員この場でウデタテな。」もうヤケクソです。なんでも良いのです。誰かが歌いだしました。


「ある日、森の中、くまさんに、出会った。」


自衛隊員に率いられた灰色の作業服の集団が、ぞろぞろ歩きながら「森のくまさん」を歌っている情景は、あのカップルをぎょっとさせるのにも十分だったでしょう。

行進
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アルピナウォータースタッフASH

ASH

アルピナウォータースタッフのASHです。


昔昔、貧乏旅行が趣味でした。

暇をみつけては色々な場所に出かけたものです。(とはいっても本格的な旅人の方々から見ると、お笑いなのですが)

私の今の旅行はもっぱらGOOGLE EARTHです… 早いし安いし。


そんな中から『水』にまつわる思い出を書いてみたいと思いますので、お付き合い下さい。

情報は古いですから、ご旅行の参考にはなりませんっ。

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