アルピナウォーターの
おいしいレシピ

2014.11.25 written by Hajime Yokoe

Vol.007
外はかりっと、中はもちもちな「いももち」

今回は私の故郷でもある北海道の郷土料理「いももち」をご紹介します。 皆さんご存知のようにじゃがいもは北海道の特産品でもあります。昔は北海道での稲作がそれほど盛んではなかったので、じゃがいもをお餅のように加工していたのがいももちの始まりと言われています。現在ではスーパーなどで冷凍品も見かけるようになり、比較的身近なものとなりました。地方により、かぼちゃ、さつまいもなどで作るところもあるようです。

レシピ画像

作り方

  1. じゃがいもに火を通してマッシュポテトのようにします。 皮をむく順番は問いません。また、火を通す方法は蒸す、煮るどちらでも結構です。比較的適当に作っても美味しく出来上がるのがいももちの良いところです。レンジで火を通してしまうのが一番簡単で洗い物も少なくて良いでしょう。火が通ったらマッシャーでじゃがいもをつぶします。マッシャーがない場合はフォークの背を使ってつぶしてください。
  2. つぶしたじゃがいもに片栗粉を加えさらに練ります。練っていくと徐々に粘りが出てきます。これは片栗粉のでん粉がじゃがいもの水分と熱で糊化したためです。この粘りが美味しさの秘訣です。レシピサイトでじゃがいもを冷ましてからつぶしているレシピを良く見かけますが、これは片栗の糊化が阻害されるのでおすすめできせん。
  3. 円盤上に形成して焼きます。
    固まりのじゃがいもを4等分して、円盤状に形成します。厚さは1~1.5cmくらいが良いでしょう。中にチーズなどを入れても美味しいです。形成が終わったらバターで表面にこんがりと焼き色がつくまでフライパンで焼きます。
  4. タレを作ってかければ出来上がり。
    鍋にしょう油、砂糖、水を入れ、煮立ったら水溶き片栗でとろみを付けます。水溶き片栗を入れたあとは、必ずもう一度しっかりと沸騰させてください。先ほどお話したでん粉の糊化に関係があり、味、つや、とろみに大きく影響します。片栗でとろみをつける料理では共通なので覚えておくと良いでしょう。
    本来、いももちは甘じょっぱいタレと合わせて焼いてしまいますが、私はタレ無しの味も楽しみたいので、タレは別に作ってかけてみたらし風にしています。

材料(約4枚分)

じゃがいも(中)
2個
片栗粉
大さじ2
しょう油
大さじ2
砂糖
大さじ2
水(アルピナウォーター)
100cc程度
水溶き片栗
適量
バター
適量

プロフィール

横江 肇
Hajime Yokoe
北海道札幌市生まれ。
上京後、出版社にてカメラマン、WEB制作業務に13年間携わった後「株式会社イタレリ」を設立。 料理、水耕栽培、機械加工、ガラス工芸、彫金、船舶、釣りなど、多種多様な趣味を持つ。自宅の一室は工場のようになっており、引っ越しの度に業者につらい思いをさせてしまっている。
また、最近は会社のバルコニーを野菜農園にしようと企てている。