アルピナウォーターの
おいしいレシピ

2014.4.1 written by Hajime Yokoe

Vol.011
てぬきうどん

その昔、テレビでうどん職人の深夜番組を見ていましたら、うどんを作る過程が紹介されていました。
どうしても食べたくなってしまった私は、見よう見まね、面倒な工程は全て省略、分量もだいたいで人生初の手打ちうどんを作ったのが「てぬきうどん」のはじまりです。特に期待はしていなかったものの、思いのほか美味しくて驚いたのを今でも覚えています。しかも、麺自体は良い材料で作っても1人前50円程度という抜群のコストパフォーマンスなのです。
市販の温めるだけのタイプの麺とはコシが全然違います。粉を使う料理の割にはそれほど手間もかかりませんので、是非挑戦してみてください。
慣れれば1時間程でとってもおいしい“てぬき"うどんが完成します。

レシピ画像

作り方

  1. 塩水を作ります
    塩水の濃度は8~10%程度が良いでしょう。濃度10%の塩水を作る場合は水45cc、塩5gです。塩の粒がなくなるまでよく溶かしてください。
  2. 粉を準備します
    大きなボウルに粉を全量入れます。粉はふるいにかけておくと良いです。うどんは中力粉を使用しますが、手に入らない場合は強力粉と薄力粉を同量程度混ぜたもので代用することも可能です。
  3. 塩水を入れ生地を作っていきます。
    ふるった粉に塩水を半分ほど入れてかき混ぜていきます。ある程度混ざったら、残りの塩水を入れて混ぜます。粉がまとまるまで、手でこねます。結構かたいです。
  4. 足で踏む
    まとまった生地を打ち粉をした清潔なポリ袋に入れて、足の裏全体でまんべんなく踏んで、生地を踏んでいきます。1300~1500回ほどまんべんなく踏んでください。時間にして10分から15分ほどかかります。
  5. 生地を麺棒で四角く伸ばして、カットする
    生地が踏み終わったら、打ち粉をして麺棒で3ミリ程度の厚さに四角く伸ばし、折り目が重ならないようにして屏風のように折りたたみます。3~4mmほどの幅にカットをして、麺がくっつかないように打ち粉をしておきます。
  6. 麺をゆで盛り付ける
    たっぷりの湯で麺を10~15分程度ゆでます。途中でゆで具合をチェックしてください。ゆで上がったら、麺を冷水でぬめりが取れるまで洗い、水を良く切ります。 冷やしで召し上がる場合はこのまま盛り付けます。温かいうどんを召し上がりたいときは再度お湯で温めてから盛り付けます。うどんにのせる具はお好みです。ネギ、しょうが、玉子、だし醤油がおすすめです。今回は鶏肉で作ったハムとごま油も入れました。

材料(1人前)

中力粉
100g
水(アルピナウォーター)
45cc
5g
打ち粉(片栗粉やコーンスターチなど)
適量
【具材はお好みで】
ねぎ、玉子、しょうが、
だし醤油
お好みの量

プロフィール

横江 肇
Hajime Yokoe
北海道札幌市生まれ。
上京後、出版社にてカメラマン、WEB制作業務に13年間携わった後「株式会社イタレリ」を設立。 料理、水耕栽培、機械加工、ガラス工芸、彫金、船舶、釣りなど、多種多様な趣味を持つ。自宅の一室は工場のようになっており、引っ越しの度に業者につらい思いをさせてしまっている。
また、最近は会社のバルコニーを野菜農園にしようと企てている。