離乳食の3回食は、生後9〜11か月頃を目安に、赤ちゃんの食べる様子を見ながら始めます

離乳食が順調に進むと、「3回食はいつから始めればいいの?」「どのようなスケジュールで進めればいい?」「食事量や授乳とのバランスはどうすればいい?」と悩む保護者も少なくありません。
3回食は、赤ちゃんが食事から栄養を摂る割合を少しずつ増やし、生活リズムを整えていく大切なステップです。ただし、月齢だけで判断するのではなく、2回食の進み具合や食欲、食べる様子などに合わせて無理なく進めることが大切です。
この記事では、離乳食3回食を始める時期の目安や進め方、1日のスケジュール、食事量や献立のポイントについて解説します。あわせて、当社が0〜2歳のお子さまの保護者62名を対象に実施したアンケート結果も交えながら、離乳食期の水分補給や毎日の準備を無理なく続けるためのポイントも紹介します。
目次
離乳食の3回食はいつから始める?

3回食を始める時期の目安は、生後9〜11か月頃です。ただし、赤ちゃんの発達や離乳食の進み方には個人差があるため、月齢だけで判断する必要はありません。2回食の様子や食べ方、生活リズムなども確認しながら、無理のないタイミングで3回食へ進めましょう。
3回食を始める時期の目安は生後9〜11か月頃
離乳食の3回食は、生後9〜11か月頃(離乳後期)が開始の目安です。厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」でも、この時期は離乳食を1日3回にし、食欲に応じて離乳食の量を増やしていく時期とされています。
ただし、月齢はあくまでも目安です。赤ちゃんの発達には個人差があるため、「9か月になったら必ず3回食にする」と考える必要はありません。2回食がある程度定着し、食事を無理なく食べられているかなど、赤ちゃんの様子を確認しながら進めましょう。
この頃は、離乳食から摂る栄養の割合が少しずつ増えていく時期でもあります。母乳やミルクも続けながら、1日3回の食事リズムへ徐々に移行していきましょう。
3回食へ進めるタイミングは赤ちゃんの様子も確認する
3回食へ移行する際は、月齢だけでなく、これまでの離乳食の進み具合や赤ちゃんの食べる様子も確認しましょう。
| 確認したいポイント | 3回食へ進む目安 |
|---|---|
| 2回食の進み具合 | 1日2回の離乳食がある程度定着している |
| 食べる様子 | 口を動かして食べ物をつぶして食べている |
| 食事への興味 | 離乳食を嫌がらず、食べようとする様子が見られる |
| 生活リズム | 食事や授乳、睡眠の時間がある程度整っている |
これらはあくまで目安であり、すべてを満たしてから3回食に進まなければならないわけではありません。赤ちゃんの食欲や体調にも波があるため、様子を見ながら1日3回の食事に慣れていきましょう。
焦らず赤ちゃんのペースで進めよう
3回食を始める時期には個人差があります。9か月頃から始める赤ちゃんもいれば、10〜11か月頃に移行する赤ちゃんもいます。
3回食を始めたあとも、体調を崩したり食欲が落ちたりすることがあります。そのようなときは、食事量を調整するなど、赤ちゃんの体調や食欲に合わせて無理なく進めましょう。
また、3回食を始めても、母乳やミルクは引き続き大切な栄養源です。離乳食だけで十分な栄養を摂れるようになるまでには時間がかかるため、授乳を続けながら、少しずつ1日3回の食事リズムを整えていきましょう。
離乳食3回食の進め方と1日のスケジュール

3回食を始めたら、朝・昼・夕の生活リズムを少しずつ整えながら進めていきます。食事の時間や食事量は家庭によって異なるため、赤ちゃんの様子に合わせて無理のないペースで取り入れましょう。
3回食のタイムスケジュール例
3回食では、朝・昼・夕の3回に分けて食事を与えることが基本です。授乳やミルクは赤ちゃんの様子に合わせて続けながら、少しずつ食事中心の生活へ移行していきます。
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 7:00~8:00 | 朝食+必要に応じて母乳・ミルク |
| 11:30~12:30 | 昼食+必要に応じて母乳・ミルク |
| 15:00頃 | 母乳・ミルク |
| 18:00~19:00 | 夕食+必要に応じて母乳・ミルク |
| 就寝前 | 必要に応じて母乳・ミルク |
このスケジュールはあくまで一例です。起床時間や昼寝の時間などに合わせて調整し、朝・昼・夕の食事時間を少しずつ整えていきましょう。3回食を始めたあとも母乳やミルクは必要に応じて与え、赤ちゃんの食事量や授乳の様子に合わせて調整します。
3回食の献立と食材の固さの目安
3回食では、主食・主菜・副菜を組み合わせることを意識すると、栄養バランスを整えやすくなります。ただし、1食ごとに完璧な献立を用意することにこだわり過ぎず、1日を通してさまざまな食材を取り入れることを意識しましょう。
献立の一例として、次のような組み合わせがあります。
| 食事 | 献立例 |
|---|---|
| 朝食 | 軟飯、豆腐のみそ汁(薄味)、バナナ |
| 昼食 | やわらかいうどん、鶏ささみ、にんじん |
| 夕食 | 軟飯、鮭、かぼちゃ、ブロッコリー |
また、この時期は歯ぐきでつぶせるくらいの固さを目安にし、赤ちゃんの食べる様子を見ながら、食材の種類や大きさを少しずつ増やしていきましょう。
3回食を続けやすくする工夫
3回食になると食事を準備する回数が増えるため、毎食手作りにこだわり過ぎると保護者の負担が大きくなります。
大人の食事を調味前に取り分けたり、野菜やおかゆを冷凍ストックしたりすると、調理時間を短縮できます。また、市販のベビーフードを取り入れることも一つの方法です。すべてを一から用意しようとせず、ご家庭の生活スタイルに合った方法を組み合わせながら、無理なく3回食を続けていきましょう。
離乳食3回食を無理なく続ける3つのポイント

3回食が始まると、食事の回数が増えるだけでなく、水分補給や食材選びなど気を付けたいことも増えてきます。毎日無理なく続けるためには、赤ちゃんの成長や生活リズムに合わせながら、食事と水分補給の環境を整えていくことが大切です。
水分補給も忘れずに行う
3回食になると食事の回数が増え、食事中や食後などに水分を摂る機会も増えていきます。母乳やミルクを続けながら、必要に応じて水や白湯、麦茶なども取り入れていきましょう。

当社が0〜2歳のお子さまの保護者62名を対象に実施したアンケートでは、赤ちゃん用途で普段使っている水として「煮沸した水道水」が61.3%で最も多く、ウォーターサーバーの水や市販のミネラルウォーターなども選ばれていました。
離乳食期の水分補給では、水の種類だけでなく、赤ちゃんが飲みやすいものを選び、必要なタイミングで少しずつ与えることも大切です。食事中や食後、汗をかいたときなど、赤ちゃんの様子を見ながらこまめな水分補給を心がけましょう。
飲み物を準備しやすい環境を整える
3回食になると、離乳食に加えて飲み物を準備する機会も増えていきます。毎日のことだからこそ、食事だけでなく、水分補給の準備にかかる負担も無理なく減らしていくことが大切です。

当社アンケートでは、湯冷まし作りに関する負担として「作り置き管理」(43.5%)や「作る時間」(40.3%)を挙げる保護者が多く見られました。3回食が進み飲み物を準備する回数が増えるほど、こうした負担を感じやすくなる可能性があります。
水や白湯、麦茶などを取り入れる機会が増える時期だからこそ、必要なときに飲み物を用意しやすい環境を整えておくと、毎日の負担を減らしやすくなります。離乳食の冷凍ストックやベビーフードなども活用しながら、食事と飲み物の準備を無理なく続けられる方法を取り入れましょう。
食材選びや衛生管理を意識する
3回食では食べられる食材が増えていきます。新しい食材は少量から試し、赤ちゃんの体調に変化がないか確認しながら進めましょう。アレルギーが心配な食材を初めて与える際は、体調のよい日を選び、異変があった場合に医療機関へ相談しやすい時間帯に試すとよいでしょう。
また、離乳食や飲み物を用意する際は、コップや食器、調理器具などを清潔に保ち、調理前には手を洗うなど、基本的な衛生管理を心がけましょう。食べ残しを長時間保存しないことや、作り置きした離乳食を適切に保存・加熱することも大切です。
離乳食期の水分補給には超軟水のウォーターサーバーも便利
離乳食が3回食になる頃は、食事中や食後の水分補給に加え、白湯や麦茶、離乳食の調理など、水を使う機会が増えていきます。毎日使うものだからこそ、水の種類だけでなく、必要なときに準備しやすいかどうかも確認しておきたいポイントです。
RO水は、RO膜(逆浸透膜)によって不純物やミネラル分を限りなく除去した水です。ミネラル分が少ないため、離乳食期の飲み水や白湯、調理など幅広い用途に活用できます。
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離乳食3回食のよくある悩みQ&A
離乳食の3回食が始まると、食事の進め方だけでなく、食べないときの対応や外出時の食事、授乳とのバランスなどに迷うこともあります。ここでは、本文では紹介しきれなかった疑問についてお答えします。
Q1.3回食にしたら食べる量が減りました。2回食に戻したほうがよいですか?
3回食を始めたばかりの頃は、新しい食事リズムに慣れず、1回あたりの食事量が減ることもあります。すぐに2回食へ戻す必要はありませんが、食欲や体調を見ながら量を調整しましょう。食べない状態が続く場合や発育が気になる場合は、医師や保健師などに相談してください。
Q2.3回の離乳食は毎日同じ時間に食べさせたほうがよいですか?
毎日まったく同じ時間にする必要はありません。起床や昼寝、外出などによって時間が前後することもあります。朝・昼・夕のおおよその時間帯を決め、赤ちゃんの生活リズムに合わせながら少しずつ整えていきましょう。
Q3.3回食になったらおやつ(補食)は必要ですか?
3回食を始めたばかりの時期に、必ずおやつを与える必要はありません。補食は3回の食事だけでは不足する栄養やエネルギーを補うものです。赤ちゃんの月齢や食事量、授乳の状況などに合わせて取り入れましょう。
Q4.外出するときの3回食はどうすればよいですか?
外出時は、市販のベビーフードを活用すると準備や持ち運びの負担を減らせます。大人の食事から取り分ける場合は、月齢に合った固さや大きさかを確認し、味付けの濃いものや食べにくい食材は避けましょう。食事の時間が多少ずれても、無理のない範囲で調整して問題ありません。
Q5.3回食になったら母乳やミルクを減らしたほうがよいですか?
3回食を始めたからといって、すぐに母乳やミルクを減らす必要はありません。離乳食の進み具合や食事量には個人差があるため、赤ちゃんの食欲や授乳の様子に合わせて調整します。離乳食を十分に食べられない時期は、母乳やミルクも引き続き大切な栄養源です。
(まとめ)離乳食3回食はいつから?開始時期と進め方ガイド
離乳食の3回食の開始時期は、生後9〜11か月頃が目安です
離乳食の3回食は、生後9〜11か月頃を目安に、2回食の進み具合や赤ちゃんの食べる様子を見ながら始めましょう。3回食へ進んだあとは、朝・昼・夕の食事時間を少しずつ整え、母乳やミルクも必要に応じて続けながら、食事中心の生活へ移行していきます。冷凍ストックやベビーフードなども活用し、毎日の準備に無理のない方法を取り入れることが大切です。
また、3回食になると食事中や食後などに水分を摂る機会も増えていきます。母乳やミルクに加え、必要に応じて水や白湯、麦茶なども取り入れましょう。食事の進み方や必要な水分量には個人差があるため、月齢だけで判断せず、赤ちゃんの食欲や体調、生活リズムを確認しながら、ご家庭に合ったペースで3回食を進めていきましょう。
<参考文献>
- こども家庭庁「授乳や離乳について」
- 厚生労働省「ベビーフードに対する意識 ベビーフードを活用する際の留意点について」
- 厚生労働省「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」


