乳児の便秘には摂取する水分が影響しています
生まれたばかりの乳児は、まだ固形食を口にしません。
基本的には水分、もしくは水分に近いものでしょう。
そんな理由から、水分の種類や質によって、体にも大きく影響します。
そのため、愛する我が子の乳児の便秘を何とかしてあげたい、そんな風に思うなら、まず水分に注目してみてください。
ちょっとした工夫ひとつで、状態の改善は大いに期待できるでしょう。
言葉話さない乳児のことだけに、周りの大人がしっかり気を遣ってあげてください。
目次
腸の機能には十分な水分が必要であるためです
便は、腸の中で長い時間をかけて栄養を吸収されたのちに、便として排出されます。
そして腸内では、栄養と同時に水分も取り込まれていきます。
そのため、そもそも便に十分な水分が含まれていなければ、排出される前にカチカチとなってしまい、詰まってしまうのです。
これこそが、便秘症状の大きな理由です。
水分が主な食事である乳児の場合、特にこだわってあげなければなりません。
乳児の便秘は摂取する水分から改善しましょう
そもそも便秘の原因として水分は有名ですが、乳児の場合は影響が特に顕著です。
なぜなら、食事の大半が水分であり、ダイレクトに影響するためです。
ですが原因を考えやすい分、対策も検討しやすいです。
乳児に適した便秘対策を理解して、効果的な改善を目指してみてください。
乳児が食事として摂取する水分とは
乳児の食事は、大きく2種類に分けられます。
それは、母乳かミルクです。
どちらも乳が関連したものであり、さらに水分という共通点も見られますが。決定的な違いも存在します。
それは、消化のされやすさです。
結論として、便秘になりやすいのは市販のミルクといわれています。
逆に母乳は消化に適しており、母乳で育てる乳児は便秘になりにくいです。
とはいえ、そうした特徴がはっきりしていることに伴い、消化しやすいミルクというものも販売されています。
オリゴ糖の入ったミルクを探してみてください。
オリゴ糖は、腸内細菌のエネルギー源となる成分であるため、腸の働きを活性化する効果が期待できるためです。
母乳がどうしても与えられない場合には、有効です。
水分面と合わせて意識したい便秘対策
乳児が便秘の場合、確かに水分が原因となりやすいです。
ですが、100%とはいい切れません。
つまり、便秘になりにくい水分である母乳の場合でも便秘は起こるというわけです。
その場合は、運動不足やそもそもの体質が要因となっている、精神的なストレスのせいといったことが考えられます。
腸の長さなどの体質に関する問題は、すぐに解決することが難しいでしょう。
そんな中でも、有効な対策が存在します。
それは、適度な運動を心がけることです。
もちろん、乳児がみずから便秘対策として運動しようと考えるのは不可能です。
そのため、親をはじめとした周りの大人が促してあげましょう。
おもちゃを使って気を引いて、ハイハイや寝返りをさせる、コミュニケーションをしっかりとるなど、さまざまな工夫ができます。
これは運動不足の解消と同時に、ストレスの解消にも役立てられます。
またその他、綿棒を使った適度な肛門への刺激というのも有名な対策です。
ミルクに使うお水を見つめなおそう
ここまで、母乳や運動が適しており、通常のミルクはあまり理想的でないとご紹介してきました。
ですが、市販のミルクであり、なおかつオリゴ糖の含まれないものであっても有効になる場合があります。
それは、こだわったお水で作るミルクです。
煮沸した水道水やミネラルウォーターではなく、ピュアウォーターを使用しましょう。
ピュアウォーターは、乳児の腸に強い刺激となることがあるミネラルが調整されたお水です。
なおかつ適度には残されているので、程よい刺激となり、まさに便秘対策向けの水分となります。
オリゴ糖配合のミルクと合わせれば、なお効果的でしょう。
運動を強いず、無理なく便通を促せるおすすめの方法です。
乳児は摂取する水分によって便秘になりやすくなる
乳児の食事は、基本的に母乳かミルクのどちらかです。
そして消化に適した母乳でなくミルクである場合は、便秘を起こしやすくなります。
そのため、できる限り母乳を与える方が良いといえるでしょう。
とはいえ、母乳は誰しも出るものでもありません。
どうしてもミルクを使用しなければならない場合は、オリゴ糖入りやピュアウォーターで作ったものを与えましょう。
腸の働きを活性化する、適度な刺激を与えるなどの効果に繋げられるため、出にくい便を後押しできます。
母乳や便通に適したミルクを使って気遣ってあげましょう
便秘は、大人になってもとても苦しい症状です。
それが乳児ともなれば、不快感はより一層といったところでしょう。
ですが、母乳にこだわったり、便通に適したミルクをあげたりすればそんな症状も予防や改善が期待できます。
愛情を注いであげてください。