水分補給で血糖値を下げましょう

42e8ab5ec68f4a0db60fcbef2bf027d5_s
水分補給をすると、体の中の水分量が増えて血液などの体液を薄くすることができます。

そのため、水分補給血液の中の糖の量を見る血糖値のコントロールにも大切です。

血液中に水分が増えることで流れもスムーズになり、糖をはじめとする血管内に増えすぎたものの排出も進むでしょう。

血糖値が上昇すると、糖尿病の不安が増してきます。

特に中高年で生活習慣病が気になりだしたら、適切な水分補給で血液を良い状態にしておくことが必要です。

血糖値は血液に吸収された糖の濃度

血糖値は血液中に溶け込んだブドウ糖の濃度です。

食べ物や飲み物などから得た栄養は、口から胃腸を経て血管などの体内で使えるようになります。

糖質も同じ経路を辿り、口の中で唾液によって分解されて、小腸でブドウ糖として血管へ送られています。

このブドウ糖の量が多いと血糖値が高くなります。

食事で一時的に糖は増えますが、通常インスリンによってエネルギーに使われて減っていきます。

水分補給で血糖値を下げるには

デトックス効果を高める水素水
水分補給をすることで、血液の中の水分量を増やすことができれば、そこに含まれる糖の濃度は薄くなります。

しかし、補給した水分がすべて吸収されるわけではありません。

水分補給を行う時は、吸収されやすい方法で必要な量を守って摂取することが必要です。

血糖値は健康の目安として大切なものですので、より良い状態を維持できるように工夫しましょう。

血糖値と血液の関係

血糖値を適切に保つためには、まず糖と血液のしくみについて理解しておくことが大切です。

血液中の糖が濃くなって血糖値が高くなった時のリスクは高く、さまざまな病気の原因となります。

血液の中の糖の量は常に変わる

血液中に含まれるブドウ糖の濃度は食事によって増え、エネルギー消費によって減ります。

つまり、血糖値は基本的に食前は低く、食後に一気に増えるということです。

血液中を流れながら、インスリンと結びついてそれぞれの臓器でエネルギーとして使われていき、少なくなったら食事で補うというサイクルによって人間の体を維持しています。

血液濃度とリスク

血液の濃度は水分量と血液成分の割合であり、糖と同じように水分量も常に変わるものです。

汗などで水分が失われると血液の中の水分も減り、濃度は濃くなっていきます。

血液の濃度が濃くなり水分の割合が減ると、ドロドロとした状態になり、流れが悪くなります。

ドロドロと停滞しがちな血液は栄養を体に運びにくくなり、さらに血管への負担を増やしてしまい、体調不良や病気のリスクを高くします。

血液濃度と水分補給

血液濃度を改善するためには、水分補給によって水分量を増やすことが大切です。

しかし、人間の体が持てる水分の量には限界があり、血液に含まれる水分も血液量の80パーセントほどとなっています。

そのため、必要以上の水分を摂っても排出されてしまい、通常では血液が薄くなりすぎることはありません。

血糖値を下げる水分補給の仕方

血糖値を下げるためには、必要な量の水分を吸収しやすい方法で摂取することが大切です。

一日に必要な水分量は2リットル程度と言われています。

この量を適切な形で摂取して、血液の濃度を良い状態に保ちましょう。

こまめな水分補給で吸収率アップ

水分補給をする時には、一気にがぶ飲みしてはいけません。

一度に大量の水分補給をしても、臓器は対応しきれずに排出を始めます。

そのため、吸収させるためには、少量をこまめに補給して臓器にゆっくりと送り込むことが必要です。

また、血液に吸収されるには時間がかかるため、血糖値が上がる前に水分を取っておくことも必要となります。

糖尿病の人は腎臓にも注意を

糖尿病の人は、特に血糖値には注意しているものですが、それが過剰となり、水分を多く取りすぎることもあります。

しかし、これによって他の症状を引き起こすこともあるため要注意です。

糖尿病では腎臓にも症状が出やすくなりますが、過剰な水分摂取で排尿量が増えて、腎臓に余計な負担をかけてしまうこともあるのです。

汗をかく時は特に注意を

血糖値は体内の水分量で変わるため、汗をかいて水分を急激に失う時は注意が必要です。

水分を失うことで血液がドロドロとなり、血糖値が上がります。

汗をかくことが予想できる場合には、前もって水分を補っておき、急な血糖値の上昇を防ぐ必要があります。

血糖値を下げるために適した水分

血糖値を下げるためには、飲むものを選ぶことも大切です。

水分の吸収を妨げたり、余計に血糖値を上げたりしないものを選んで、安全な水分補給をしましょう。

余分な糖のないものを

スポーツドリンクなどは水分の吸収のために適していると言われていますが、その中には糖分が含まれており、飲み過ぎると糖を体に溜めてしまいます。

吸収しやすい水分に溶け込んだ糖はさらに吸収されやすいため、普通の甘いものよりも血糖値を上げてしまう恐れがあります。

頻繁に取る水分としては、余分な糖がないものを選び、水分だけを集中して取ることが大切です。

利尿作用に注意

水分の過剰な摂取の他にも、水分を吸収せずに排出させてしまうことがあります。

それは、飲み物が持っている利尿作用によるものです。

利尿作用があるコーヒーや紅茶などの飲み物は、水分を尿として排出させてしまいます。

また、アルコールなども注意が必要です。

血糖値の安定で健康維持

血液中のブドウ糖の濃度を急上昇させないようにすることは、健康維持のために大切なことです。

血液に占められた水分量とのバランスで血糖値は上がり、血液の状態も悪化します。

そのため、水分補給で血液中の水分量を補っておくことが必要となります。

血液は、栄養分などを運ぶためにスムーズに流れている必要があり、糖の濃度が高くなるとドロドロとして流れは停滞します。

これによって病気のリスクも高くなるため、血糖値を安定させるために水分補給を行います。

水分補給で血糖値を抑えましょう

水分補給をすることで、血液の状態を良くすることができて、血糖値を抑えられます。

水分はこまめに取るようにして、吸収しやすい状態にします。

血糖値を気にする人は、糖を多く含まないものを選ぶことも大切です。