絶食中と絶食後はしっかり水分補給をすることが大切です


食べ過ぎた時やダイエットなどの目的で絶食する時には、水分補給をいつも以上に気遣いましょう。

ふだんなら食べ物からも水分をとっていますが、絶食中は飲んだものがメインの水分補給源になるので積極的に飲む必要があります。

水分が不足するとせっかく絶食をしても代謝がアップせず体調が整いにくくなる場合もあるのです。

そして絶食中だけでなく終わったあとも体調を整えるために十分な水分は欠かせず、絶食期間が長いほど元の食事に回復するまでしっかり水分をとりましょう。

食物から水分がとれないため、お水による水分補給が欠かせません

大人の場合1日に2.5リットルの水分が必要で、そのうち1リットルほどは食事の中からとっているといわれています。

そのため絶食中は食事からとれない分の水分も飲み物で補い、代謝が落ちないようにしましょう。

ふだんの水分補給より回数を増やしてよりこまめにお水を飲むことです。

絶食中の生活における注意点

体の調子を整えるためやダイエットのためなど、健康のことを考えた目的で取り組まれる絶食では、生活する上で気を付けるポイントがあります。

それから、長期間にわたる本格的な絶食の場合専門家による指導が欠かせませんので、一人で知識なく行うことは避けましょう。

それでは絶食中に気を付けたい生活上の注意点をご紹介します。

絶食中は普段より多めの水分補給を

絶食は体が軽くなった、便秘が改善されたなどの健康面でのメリットのほかに、肌が明るくなった顔がスッキリしたなどの美容面でのメリットもあると言われています。

それは体の中で不要なものがうまく流されてリセットされたためでしょう。

しかし体内から老廃物や不要な水分を排出するためには体が必要な水分で満たされ、機能がまく働いていることがポイントになります。

そのもとになるのが水分であり、絶食中は食べ物から得る水分が期待できなくなるため、飲み物からしっかりととる必要があるのです。

そのための飲み物は水分の吸収効率が良く、体に負担をかけないものを選ぶことで、おすすめは「純水」です。

純水はお水の一種ですが、ミネラルウォーターのようにミネラルを含んでおらず、成分のほとんどが水分になるよう作られたお水のことをいいます。

ミネラルは体にとってごく少量は必要ですが、それ以上は水分吸収を妨げるような体に負担をかける働きがあるため、絶食中の飲み物としては避けておきましょう。

また、カフェインの入ったコーヒーなどの飲み物も利尿作用によってとった水分を排出してしまうので避けることをおすすめします。

軽く体を動かして代謝を促す

絶食中はエネルギーを外から取りこめないので、激しい運動は控えて軽めに体を動かしましょう。

血流がスムーズになることを意識して、例えばストレッチや軽くウォーキングをすることがおすすめです。

体内のめぐりがスムーズになれば不要なものを体の外に出すことができるので、デトックスにも役立ちます。

その時にも体内の十分な水分が欠かせないため、水分補給はしっかりと行う必要があるのです。

また、なかなかお水をこまめに飲めない人でも体を動かすと飲みやすくなるので、その点からも軽めの運動はおすすめです。

絶食初心者は短時間からスタート

全く食べ物を口にしない絶食を初めて行う時は短時間にしておき、まずは12時間程度からにしましょう。

それより前に絶食に備えて薄い味付けの食事、魚や野菜中心の食事で準備をしたあとで行うことが理想的です。

もしくは全く食べないのではなく、野菜や果物だけを食べて過ごすプチ絶食も初心者にはおすすめです。

この時選びたい種類は日頃口にすることがない旬の物で、そうすることにより不足した栄養素を補いやすくなります。

野菜や果物だけを食べる時にも水分補給は欠かさないようにし、たっぷりとった酵素を体に行き渡らせるようにしましょう。

それから健康な状態の人が一人で行う絶食は長くても3日までにとどめるようにし、それ以上の絶食を行いたい時には専門家と相談して行うかどうかを決定してもらうことをおすすめします。

水分不足は肌荒れや便秘などを招くこともあります


体内で水分はあらゆる働きに使われているので、少しでも不足すると肌荒れや便秘などの状態が現れやすくなります。

代謝により老廃物をスムーズに流すためにも、血液に栄養や酸素を溶かして送るためにも水分は欠かせません。

それに水分が不足すると体はためこもうとするので、老廃物や余分な水分まで外へ出さないようにな働きかけてしまいます。

するとダイエットのために絶食したにも関わらず思うように体重が落ちず、痩せにくい状態を作る可能性があるのです。

絶食中はこまめに水分補給をしましょう

絶食中は水分が不足しがちなので、より一層こまめな水分補給を心がけましょう。

余計な成分が入っておらず水分を吸収しやすい飲み物を選べば、とった水分がむだになってしまうことなく、スムーズな吸収が期待できるので効率良く水分補給ができます。