冬の水分補給も飲み物はお水が最適です


体内の約6割を占めている水分は毎日あらゆる働きに使われているので、季節に関係なく水分補給する必要があります。

寒い時期は汗をあまりかかなくなるので目に見えて水分が減っていくことがわかりにくく、つい乾燥しがちになってしまうので意識して水分をとるように心がけましょう。

冬場の水分補給の飲み物も、水分が成分のほとんどを占めているお水が最適ですが、冷たいままでなく少し温めてから飲んでも構いません。

お湯を飲む時は熱すぎないよう注意しましょう

寒い時ほどより温かい飲み物が欲しくなりますが、熱くしたお湯では体に悪影響を及ぼす恐れがあります。

温度の高いお湯は飲んだ感じがわかりやすいので水分補給をした気持ちにはなりやすいですが、熱さにより食道がダメージを受けることも。

それに長年熱いものを飲み続けたことで下咽頭喉がんや食道がんになってしまう確率も上がると言われています。

冬の水分補給に選びたい飲み物

冬だからと特別な飲み物で水分補給をしなくてはならない、というわけではありません。

人の体は大半が水分でできており体液が水分であることから、生きていくには水分が季節を問わず必要なものといえるのです。

しかし夏のような暑い時期と全く同じように水分補給をすることは難しいでしょう。

そこで冬の水分補給で気を付けたいこと、選びたい飲み物についてご紹介します。

ほぼ水分のお水や白湯がおすすめ

水分補給には季節を問わずお水が最適で、お水の中でも不純物が最も少ない純水を特におすすめします。

お水にはミネラルウォーターなど、水分以外の成分を含んでいるものも多数売られていますが、例えばミネラルは水分吸収を阻害する働きを持っている成分なのでたくさんとるとお腹を緩くすることがあるのです。

その点純水はミネラルまで取り除いて作られているため成分のほとんどが水分だけとなっており、体に負担をかけないやさしいお水ということができます。

もし寒くて常温のお水では冷たいと感じる時は少し温めて白湯の状態で飲んでもよいでしょう。

またお湯は吸収をゆるやかにして体に負担をかけないというメリットもあります。

糖分の入った飲み物は適度に

寒い時期に飲む温かいココアやミルクティー、カフェオレなどはとてもおいしく感じるものです。

そのため、体を温める目的もかねて水分補給に甘さのある飲み物を選んでしまうと糖分の取りすぎになり太ってしまう可能性があります。

それに自分でいれた紅茶などでは糖分の調整もできますが、市販品の場合かなりたくさんの砂糖が使われており水分補給のためにお水替わりで飲んでしまうとあっというまに糖分をとりすぎるのです。

もし甘い飲み物を飲みたいのなら、水分補給の水分としては考えず、休憩のために1杯飲むという意識にしましょう。

そして合わせてお水やお湯を飲んでおけば気分転換も水分補給もあわせてできるでしょう。

カフェインを含む飲み物は飲みすぎない

コーヒーや紅茶をよく飲む人の場合、コーヒーや紅茶を飲んで水分補給したつもりになってしまうのではないでしょうか。

しかしコーヒーなどに含まれているカフェインには利尿作用があり、たくさん飲んでいるとせっかくとった水分を尿として排せつしてしまい知らないうちに体が渇いていることがあります。

たまにコーヒーを数杯飲んでその他はお水や白湯で水分補給するのであれば、リフレッシュになりメリットもありますが、カフェインを含む飲み物だけで冬の水分補給を終わらせることは避けましょう。

温かいお茶なら良いかと言えば種類により、緑茶やウーロン茶はカフェインを多く含んでいるので常飲は控えた方がよさそうです。

でもお茶の中でも番茶・ほうじ茶・麦茶は比較的カフェインが少ないかノンカフェインなので、必要な水分を排せつしすぎず吸収しやすいでしょう。

できればお茶も自分で淹れるようにし、その時に純水を温めて作ったお湯を使えばより水分の吸収がしやすくなるのでおすすめです。

寒い時期でも体の水分は使われています


体を動かせば暑くなって汗をかきますが、寒い時期にデスクワークのような静かにしている活動でも体内の働きによってエネルギーが生み出されているため、その熱で体温が上がってしまわないように水分を使って調整されています。

それに冬場は空気中の水分が少なく乾燥しているので体の水分が逃げやすい状態でもあるのです。

知らないうちに水分が減って脱水の状態になっても気づかないケースも少なくないため、そうなってしまう前にコップ1杯のお水を飲んで体に必要な水分を補ってあげましょう。

冬も乾かないようしっかり水分補給しましょう

寒さを感じていると水分補給を積極的にしようとは思えないかもしれませんが、冬でも体は水分が必要ということを覚えておいてしっかりとお水を飲みましょう。

ぬるめのお湯でも構わないので、喉が渇く前にこまめな水分補給を行いましょう。