口に含むような水分補給が過剰摂取を防ぎます
お水は、決して高価な存在でもありません。
それだけに飲みたければ飲みたい分だけ用意できてしまいます。
しかし、この飲み方は避けるべき方法です。
なぜなら、水分不足と同様に、摂取のしすぎもまた健康上理想的ではないためです。
その点、口に含む程度の量や、ちゃんと味わって飲むような水分補給なら、摂りすぎを防げます。
正しい水分補給方法を知って、健康的な生活を心がけてみてください。
目次
血中の塩分濃度が極度に下がってしまうためです
水分不足と同様に、水分の摂りすぎもまた、健康的でない摂取方法として有名です。
理由は、血中の塩分濃度が薄まってしまうためです。
血中には、約0.9%のナトリウムが維持されています。
この数値を下回るか上回るかすると、体調は崩れやすくなります。
水分の摂りすぎは、そうした理由から不足するケースと同様に避けるべきといわれているのです。
水分補給は口に含むような飲み方をして適度な量を守るべきです
健康を保つ上で、水分量は多すぎても少なすぎてもいけません。
体に必要な量を知って、適度に補給することが大切です。
また、一度にたくさん飲むといった摂取をせず、口に含む程度の飲み方を複数回に分けることが大切です。
血中のナトリウム量が約0.9%を下回るとどうなるの?
理想の塩分量である0.9%を下回ると、血中は水分の飽和状態となってしまいます。
そうなると、余分な水分が溜め込まれている状態となるため、体は調節しようとします。
そしてその代表的な生理現象が、排尿です。
一度に多くの水分摂取をしすぎると、その分過剰な排尿がおこなわれるというわけです。
このとき同時に心配すべきが、お水を飲みたいという欲求が薄まる点です。
これにより、過度な排尿と水分補給への欲求が低下し、結果的に水分不足へと陥ります。
つまり、一定量以上の摂取しすぎは逆効果というわけです。
水分が不足すれば、運動能力の低下、脱水症状によるめまい・立ちくらみ、さらに体温上昇が原因となって起こる熱中症なども懸念されます。
こうしたことこそが、血中のナトリウム0.9%を上回りすぎても下回りすぎてもいけない具体的な理由です。
理想的な水分補給とは
まず、人間が1日に必要とする水分補給量は、約1.5リットルといわれています。
そしてもちろん、前述の通りこの量を一度に飲んではいけません。
むしろ、細かすぎるぐらいに分けて飲む方法が理想的です。
おすすめは、1~2時間おきにコップ一杯のお水を飲む方法です。
とはいえ、喉が渇いているときならこれだけでは物足りないかもしれません。
渇きは潤されず、生活の上で集中力を欠いてしまう可能性もあります。
そこで意識して欲しいのが、都度口に含みながらの補給方法です。
ゴクゴク飲まず、含んでは飲み、含んでは飲みをゆっくり繰り返します。
これにより、満足感や喉を潤す時間が増え、乾いているという感覚が抑えられるのです。
回数としては、1日に8~9回程度と考えておいてください。
コップ一杯はおよそ250ミリリットルなため、理想である1.5リットルの補給に繋げられます。
水分補給時口に含むお水はどんなものでもいいの?
口に含むお水は、体を作るための大事な要素です。
そのため、やはり何を選ぶかもとても重要になってきます。
喉がすっきりするかや、味、温度のみならず、質にもこだわるべきです。
水分補給の上で理想的といえるのは、余分なものがほとんど入っていないピュアウォーターといわれるタイプです。
ミネラルや不純物などが極力取り除かれており、体内での吸収がしやすい状態となっています。
それこそ口に含む程度の量であっても、血中にしっかり行き届きやすいので、喉が渇いたという感覚の抑制に期待できます。
血中の塩分濃度が適度に薄まり、生理的な欲求を根本から軽減できるためです。
ピュアウォーターの中には、フィルターでろ過したあと、栄養面を考え再度人工的にミネラルをプラスしているものもあります。
極力純水に近いものを選んで、健康に役立ててみてください。
水分補給は血中の塩分濃度調整が鍵となります
喉が渇いたからといって、本当に喉が乾燥しているわけでもありません。
その原因は、血中のナトリウムが理想の割合である0.9%を超えており、それを調整するため体内機能が働き、喉の渇きという感覚を与え水分補給を促しているためです。
適度な水分を摂取して、塩分濃度を薄めることにより、渇きが癒される感覚を得られます。
とはいえ、薄まりすぎも懸念すべき状況です。
0.9%前後に留められるよう、工夫することが大事です。
喉の渇きのメカニズムを知って理想的な水分補給をしましょう
喉が渇くのは、血中の塩分濃度が値を上回っているためです。
だからといってむやみやたらに水分補給しすぎると、次は値が低くなりすぎてしてしまいます。
吸収に適したピュアウォーターを、口に含みながら少量を小分けにして飲む方法が理想的といえます。