つわりのある妊娠中は水分補給が大事です
妊娠中は特に水分補給が重要です。
妊婦さんは妊娠をしていない状態よりも汗をかきやすく、水分不足になりやすいのです。
また、水分が不足すると血液濃度が高くなり血行不良になりやすく、お腹の赤ちゃんにスムーズに栄養を届けることができなくなります。
さらに水分不足は便秘を引き起こしやすくなります。
妊婦さんはお腹に力を入れて排泄できなくなるため、さらに便秘を悪化させてしまいます。
このようなことを引き起こさないためにも、水分補給が重要です。
目次
つわりは水分不足の原因となり便秘を引き起こします
妊娠中の便秘の原因の一つがつわりです。
つわりは食べたものを戻してしまうため、体内に入る食べ物の量が減ってしまいます。
食べ物の量が減ると水分も減ってしまうため、水分不足になりやすくなるのです。
また、つわりがある時期は特定のものしか食べられない人もいます。
それも水分不足につながってしまい、便秘を引き起こすのです。
つわりによる便秘の解消は水分補給が大事です
妊娠をしたら便秘になった、という人も多いものです。
今まで便秘なんてしたことがなかった、という人も妊娠中は便秘になりやすいものです。
妊婦さんが便秘になりやすい原因の一つにつわりがあります。
つわりになると水分不足になり、便秘を引き起こすのです。
しかしつわりをしていると、水分を補給するのも難しいこともあります。
つわりと便秘の関係や妊娠中の水分補給について解説しましょう。
つわりが便秘を引き起こす理由
つわりが便秘を引き起こすのは、吐いてしまうことで食べ物から摂取できる水分が不足することです。
吐いてしまうと水分も出てしまうので、その分も水分不足になります。
食べる量が減ることで、便の量も減り、腸の動きも鈍くなるため、便秘をしやすくなります。
また、何度も吐いてしまうことで、消化器官にも負担がかかるとともに、腸内の善玉菌が減り悪玉菌が増えて腸内環境が悪くなります。
それも便秘の原因となるのです。
さらにつわりをしている時期は、体を動かすのもつらいものです。
それは運動不足にもつながります。
運動不足は腸の動きを鈍くさせるため、便秘をしやすくなります。
妊娠前は便秘知らずだった、という人もこのような理由から便秘になることがあるのです。
つわりで水分が摂れない場合の水分補給の方法
便秘を解消するには水分補給が必要です。
しかし、つわりのときは水分さえも喉を通らない、吐いてしまう、という場合もあります。
便秘解消のためには水分補給が大事ですが、普通とは違った方法で水分補給をする必要があります。
お水を飲んで吐いてしまうという場合は、ストローなどを使って調節をしながらゆっくり飲むといいでしょう。
少しずつでもいいので、できるだけ水分を摂ることを意識しましょう。
お水だけでは飲みにくいという場合は、レモンなどを絞ると飲みやすくなります。
柑橘類をお水に入れて飲むと、つわりの後の口の中もスッキリしますし、気分的にも気持ちがよくなります。
また、つわりのときには、食べたいと思ったときに食べられるものを口にするようにしましょう。
一度に量を食べると吐いてしまうので、少しずつ、回数を分けて食事をするのがおすすめです。
妊婦さんの便秘解消法
つわりなどで便秘になりやすい妊娠中は、次のような方法もおすすめです。
一つはオリーブオイルやプルーンなど、下剤効果があると言われている食べ物を摂ることです。
プルーンは食物繊維が豊富で、便秘薬に使用されている成分が含まれています。
また、牛乳には乳糖が含まれていて、便秘の解消に役立ちます。
また、ノンカフェインの麦茶やたんぽぽ茶もおすすめです。
ゴボウ茶は水溶性植物繊維やポリフェノールを豊富に含み、便秘の改善とともにむくみの解消にもつながります。
コーヒー好きな人は、カフェインを控えなければならないので精神的にもつらいものです。
コーヒーに似た味のするたんぽぽコーヒーならノンカフェインなので安心です。
妊娠中に限ったことではありませんが、生活リズムを整えることも便秘解消には大事です。
つわりのときは生活リズムも乱れがちになりますが、早寝早起きを心がけ、生活リズムをできるだけ乱さないようにしましょう。
便秘になるとつわりが悪化することがあります
便秘は妊娠していない状態でもつらいものですが、つわりのある時期は特につらいものです。
腹痛が起こったり、さらに食欲がなくなったりすることもあります。
食欲がなくなれば、便のかさも増えず水分も減ってしまうため、便秘が悪化してしまいます。
便が硬くなれば、無理にいきんで切れ痔になってしまうこともあるので、つわりのときの便秘はできるだけ早めに解消するようにしましょう。
つわりのときの便秘対策として水分補給を意識しましょう
つわりのときには水分補給を意識して便秘を改善することが大事です。
飲みやすい種類の水分や方法で水分補給をするとともに、軽い運動や早寝早起きをして、生活リズムを整えるようにしましょう。