分娩時の水分補給は大切です
実際に出産体験をしたことのない方でも、出産の様子はドラマや映画で見たことがあるのではないでしょうか?分娩時には、たくさん汗をかくものです。
それに、陣痛を和らげるための呼吸法を実践すると、口の中が乾きます。
分娩は長いと10時間以上かかることもあります。
長丁場なので、効果的な水分補給方法を知っておくことは大切です。
効果的に水分補給をすると、陣痛の痛みをある程度緩和させることにもつながります。
分娩時の水分補給で少しでも快適に
陣痛は長く、言葉にできないくらい痛いものですが、水分補給を工夫することである程度快適に過ごすことができます。
病院によっては水分を準備してくれるところもあります。
また、お水なら看護師さんにお願いすれば持ってきてもらえるのが一般的です。
分娩をする予定の病因で、前もって確認しておくといいでしょう。
出産予定日が近づいたら水分の準備を!
分娩時の水分補給用の飲み物を持参できるのであれば、陣痛がおとずれた時にサッともって出られるように準備しておきましょう。
では、分娩時用に準備する飲み物はどんなものがいいのでしょうか?
水分補給の方法は?以下、3つのポイントについて考えてみます。
分娩時はこまめに水分補給を
陣痛がやってきたら、こまめな水分補給を心がけましょう。
ムリして飲む必要はありません。
飲みたいときに飲みたい量飲めば大丈夫です。
陣痛は、最初30秒、60秒、90秒など、徐々に時間が長くなっていきます。
痛みの間隔も短くなってきます。
一般に、陣痛の間隔が10分~15分になった時に病院に連絡して向かいます。
それまでにけっこう時間があるので、余裕があるなら軽い食事をしてもいいでしょう。
ストロー付きのペットボトルやパック型の飲料が飲みやすい
分娩は少し傾斜のあるベッドに横になって行われるので、飲料はストロー付きのペットボトルやパック型のゼリー状飲料などが、こぼれなくていいでしょう。
コップ型では、分娩時に上手に飲むことは難しいでしょう。
100円均一などで、ペットボトルに取り付けられるストローを購入することができます。
好きなペットボトル飲料を購入しておき、分娩室に入る時になったらペットボトルに付けて持参しましょう。
好きな味の飲料を用意すれば気分転換になる
飲料は、自分が好きなお味のものを準備しましょう。
分娩時にできるだけ痛みを和らげるためには、とにかくリラックスすることが大事です。
分娩に対して怖さや緊張があると、産道が思うように伸びず、余計に痛みを感じてしまいます。
分娩時にリラックスしていれば、血流がよくなり、産道付近の筋肉を和らげることができ、分娩が楽になるのです。
そのためにも、自分がリラックスできるような、好きな味の飲み物を準備しておくといいでしょう。
ただし、オレンジジュースのような刺激の強い柑橘系のジュースや炭酸飲料などは、分娩時には適していません。
刺激が強すぎ、吐き気を催しやすいです。
また、カフェインが含まれたコーヒーやお茶系もやめておいたほうがいいでしょう。
適しているのは、スポーツドリンクのようにスッキリとしたほんのり甘めの飲料や、リンゴジュースなどです。
どくとくな飲料を持ち込みたい場合には、成分に問題がないかどうか前もって医師に確認しておくとよいでしょう。
分娩後の水分補給も大切
分娩後も水分補給は大切です。
出産が終わると、赤ちゃんは体をキレイに洗われ、簡単な身体検査を行ってお母さんのもとに帰ってきます。
その時に必要になるのが母乳です。
母乳には、赤ちゃんが健康に育つために必要な栄養や免疫抗体などが詰まっています。
母乳の出を良くするには、お母さんが水分補給をしっかりとしておくことが大切なのです。
そこで注意があるのですが、お母さんが口にしたものは、母乳に混ざって赤ちゃんの体に運ばれます。
もしもお母さんがコーヒーや紅茶などのカフェインが含まれたものを飲むと、母乳によって赤ちゃんの体内に入り、赤ちゃんの寝つきが悪くなったり落ちつきがなくなったりすることがあるので注意が必要です。
母乳をあげているお母さんにおすすめの飲料は、何も混ぜられていないピュアウォーターです。
ピュアウォーターはのみやすく、体への吸収率が高いお水なので人気です。
分娩前後は水分補給を心がけよう
分娩時は汗をたくさんかくので水分補給が大切です。
分娩後には母乳の出を良くするために、やはり水分補給が大切。
水分はこまめに補給すると、体への吸収率が高くなります。
分娩時には、水分補給とリラックスの効果を兼ねて、好きな飲み物を準備しておきましょう。
好きな飲み物を飲めば気分転換にもなり、苦しい陣痛の時間を少しだけ快適にすることができるでしょう。
飲み物は、体への刺激がないもの、飲みやすい形態のものがおすすめです。
飲みやすく吸収率の高いお水を選んでください
分娩に備えて、飲みやすくて吸収率の高いピュアウォーターはおすすめです。
ミネラルの含まれた硬水も魅力的だけど、ミネラル入りだと口当たりが重く、吸収率も下がってしまうのです。
今後赤ちゃん用の白湯を作る上でも、家にピュアウォーターがあると安心ですね。