飲み方がよくないと、水分補給で体がバテることがあります


人の体の約6割が水分でできているので、水分補給を怠ると体はたちまち脱水状態に陥り、命に関わることもあるので水分補給が必要です。

ただ、補給された水分は胃から小腸、大腸に運ばれるので体が吸収するのに時間を要します。

喉が渇いたからと一気に大量のo水を飲んでもすぐには吸収できず、血液が薄まって筋肉や内臓の機能に支障が出始めるのです。

つまり、水分補給そのものは体にとっては必要ですが、間違った飲み方をすると体がバテてしまうというわけです。

一気に大量の水分補給をするとバテやすいと言われています

人の体は時間をかけてゆっくり水分が吸収されるため、水を一度に大量に飲むと胃腸が冷えて消化機能が低下し、体が重くなります。

更に血液が薄まって血中のナトリウムイオン濃度が低下し、体内の水分バランスが崩れて細胞が膨張します。

その結果、むくみや頭痛、倦怠感といった症状が出るのです。

体がバテる誤った水分補給を改めて、正しい水分の摂り方を実践しよう

体を動かさなくても呼吸や体温調節による発汗により、知らないうちに体が水分を失うので、水分補給が必要となります。

しかし、間違った水分補給をしていると、体に上手く水分が吸収されずに胃に水分が溜まり、体がバテてしまうこともあります。

体に不足なく水分を補うには、まず間違った水分補給を改め、正しい飲み方で水分を摂取することが大事です。

間違った水分補給は体をバテさせる原因になる

間違った水分補給をしていると、体がバテてしまいます。

普段の水分補給の仕方が間違っていないかチェックしてみましょう。

まず喉が渇いたからといって、お水をガブ飲みしていませんか?
人の体は汗などで体重の2%の水分を失った時点で既に軽い脱水症状に陥っており、喉が渇いてから水分補給をしていては手遅れです。

更に、大量のお水を一気に飲むことで胃液が薄まり消化機能が低下するので、体内で水を吸収するのに時間がかかるため、その間に体が重くなってどんどん倦怠感が増していき、体がバテてしまいます。

また、喉が渇かないといって、全くといっていいほど水分補給をしない人もいます。

しかし体を動かしていなくても、呼吸や体温調節によってかく汗により体の水分はどんどん失われているので、知らないうちに脱水症状に陥っている場合があります。

そして、特に暑い夏は冷やした飲み物で水分補給しがちですが、冷たすぎると消化機能が弱まって体がバテる原因になるほか、お腹が冷えて下痢を起こし水分が失われて更に脱水症状を起こしやすくなるという悪循環に陥るのです。

体がバテない水分補給のタイミングと必要量

水分補給のタイミングとしては体が水分を欲する前、喉が渇いたと感じる前に1日数回に分けてこまめに少しずつ飲むのがポイントです。

睡眠中は長時間水分補給ができない上に汗により水分を失うやすいので、睡眠の前後で水分を取っておく必要があります。

更に、発汗しやすい運動や入浴の前、特に暑い日の外出前や外出中も水分が不足しやすいので飲んでおきましょう。

また、一度に大量の水をがぶ飲みすると体が水分を吸収しきれずに、バテる原因にもなります。

1日必要な水分量は年齢や性別により違ってきますが、成人だと1日約2ℓの水分補給が必要となります。

1回につき大体コップ1杯(約200ml)の水分補給が必要です。

必要量を摂取できるように、水分補給の回数とタイミングを決めて飲みましょう。

水分の温度も約5℃から15℃が胃腸で最も吸収しやすい温度なので、冷やしすぎないように気を付けて下さい。

水分補給には体に優しい飲み物が最適

水分なら、どんなものでも同じと思っている人もいるでしょう。

しかし、カフェインを含むコーヒーや紅茶、アルコールを含むビールなどは利尿作用があるので、飲みすぎると更なる水分不足を引き起こします。

更にジュースやスポーツドリンクなどは甘くて美味しいですが、糖分で喉の渇きがひどくなるうえ、血糖値が上がって空腹が感じにくくなり、食欲不振に陥る可能性があります。

通常の水分補給には、糖分やカフェインを含まない体に優しいお水などの飲み物が適しています。

ただ運動後など汗を大量にかいた時は、水分と共に塩分も排出しています。

そのため、少量の塩を加えた塩水を作っておくなど、水分とあわせて塩分も補給することを忘れないでください。

間違った水分補給で体がバテるのは水毒症と脱水が関係しています


乾いた体に一気に水分が流れ込むと、体内で水が吸収しきれずに細胞の膨張やナトリウムイオン濃度の低下が起こります。

体の機能が低下して疲労感や頭痛といったお水による中毒症状、水中毒を発症します。

逆に体が水分不足に陥っているにもかかわらず、水分補給を怠ると脱水症状を起こしてめまいや倦怠感などの不調が出始めます。

水分は摂りすぎても足らなくても、そして摂り方が悪くても体がバテる原因となるのです。

体がバテるのを防ぐために、こまめな水分補給を心がけよう

長時間水分補給を怠る、喉が渇いてから一気に水分を大量に摂る、間違った水分補給は体の不調をもたらします。

体のためにも、少しずつこまめな水分補給を心がけましょう。

また、健康のために水分補給の飲み物は、不純物の入っていない上質なお水がおすすめです。