便秘のときの水分は複数回に分けたタイミングで摂りましょう
つらい便秘症状なだけに、すぐにでも何とかしたい、そんな焦りを抱いている人も少なくないでしょう。
ですが、だからといって多量の飲み物を一度に飲むことはおすすめできません。
毎日、複数回に分けて摂ることをおすすめします。
人間が毎日必要とする水分は、結構な分量になってきます。
そのため、分けて飲まなければ苦痛に感じてきてしまうかもしれません。
何事も、継続が重要です。
無理なく続けられるよう、工夫することが大切です。
目次
1日に摂るべき水分は約1,500ミリリットル
人は、大部分が水分でできています。
そのため、この割合を維持するため毎日しっかり水分摂取することが求められます。
具体的な量としては、だいたい1,500ミリリットルといわれています。
体質や体の大きさでも変わってきますが、おおよその目安として考えておいてください。
ペットボトル1本分に相当するので、こまめに分けて摂るべきです。
タイミングを意識して便秘に効果的な水分摂取を
普段から水分補給をこまめにおこなっていない人は、便秘対策といってもなかなか頻繁な摂取に慣れにくいかと思われます。
ですが、毎回のタイミングを決めておけば、意識的に十分な量を補給することが可能となります。
いったいどのような間隔で何回摂るべきなのか、またどうすれば楽に続けられるのか、ポイントを押さえていきましょう。
こまめに分けて摂取するメリット
こまめに分ける理由は、約1,500ミリリットルもの水分を飲みやすくするためだけでもありません。
便秘を効果的に解消へ導く上でも、重要な役割を果たしています。
1,500ミリリットルとはいえ、人によるともしかすると無理をして飲める人もいるかもしれません。
ですが、仮に飲めたとしてもそれは本当の意味での水分補給にはなりません。
なぜなら、細胞が一度に取り込める水分量は決まっているためです。
無理して飲んでも、結局は排出されてしまうため無駄な努力に終わってしまいます。
場合によっては、細胞にお水を取り込みすぎてしまう水中毒の原因ともなってしまいかねません。
ですが、こまめに分けてタイミングを考えた上で飲めば、健康に適した間隔で摂取していけます。
無理をする必要もないため、ストレスが溜まる心配もありません。
腸の状態には、脳も大きく影響しているといわれています。
ストレスなく続ける、これもまた、こまめに分けて水分を摂取するポイントといえるでしょう。
おすすめのタイミングとは
体が適切に吸収できる水分の摂り方とは、どういった具合になるのでしょうか。
実際のタイミングや量について、知っていきましょう。
まず量についてですが、だいたいコップ1杯分と考えておいてください。
1,500ミリリットルの水分も、コップ1杯を複数回に分けて飲めば、無理なく続けられるでしょう。
そしてコップ1杯はだいたい200ミリリットルなので、1日8~10回ほどに分けて飲んでください。
続いてタイミングですが、1回飲んだら1時間ほど空けると良いでしょう。
前述の通り、細胞は一度に取り込める水分量が決まっているので、続けざまに摂るのは理想的といえません。
コップ1杯ぐらいがちょうど良い量であり、1時間ほどでまた吸収しなおせるようになってきます。
水分を用意するときのポイント
水分を毎日しっかり摂る場合、注意も必要です。
特に普段あまり水分摂取をしないというタイプであれば、体への大きな負担ともなりかねません。
刺激や負荷が抑えられるよう、工夫してみてください。
たとえば、冷蔵庫から出したばかりのもの、氷で冷たく冷やしたものは避けましょう。
そして、極力ミネラル分の抑えられた、ピュアウォーターや軟水を選んでください。
冷たいものを頻繁に飲むと、胃腸を壊しやすいです。
またミネラル分も刺激となって、同じく胃腸への負担となってしまいます。
吸収に適したお水を理想的なタイミングで十分に摂る、これこそが、便秘解消のへの近道となることでしょう。
便秘時の水分は小分けにして1時間に1回のタイミングで
便秘に有効なことで知られる水分摂取ですが、1度に多く摂り過ぎてもあまり効果的とはいえません。
なぜなら、細胞が一度に取り込める水分量は決まっているためです。
1日に必要な水分1,500ミリリットルを、コップ1杯ずつに分けて1時間に1回のタイミングで摂りましょう。
こうすることで、体は適切に水分の補充ができ、腸の状態や便通の改善が期待できます。
また、無理なく続けられるため、ストレスを溜めにくいという点もメリットになってくるでしょう。
こまめに分けて自然に便秘解消しましょう
水分だけで便秘解消するというのは、少しコツがいります。
ですがやり方さえ覚えれば、比較的無理なく続けられます。
便秘にはさまざまなリスクが伴うので、早めに解消できるよう頑張ってみてください。