便秘解消したいならスポーツドリンクの水分は避けるべきです
スポーツドリンクは、その名の通り運動時の水分補給を目的とした飲み物です。
かならずしもそれに限定されるわけでもありませんが、運動中の体に適した構成が特徴的です。
そんな健康的な飲み物ではありますが、便秘解消の水分としては残念ながらあまり適していません。
そもそも、販売されている目的が異なります。
健康をサポートする成分も含まれていますが、快便を後押しするようなものとはまた異なります。
便秘に適したものを正しく選んで、使用するべきでしょう。
目次
スポーツドリンクは糖分が豊富
スポーツドリンクは、運動時の水分補給向けに作られています。
そのため、運動で消費されたカロリーを補うべく、比較的糖分が多いものも少なくありません。
体力の消耗をカバーしてくれるので、まさにスポーツ時向けといえるでしょう。
ですが、便秘対策の場合、かならずしも運動を取り入れているとは限りません。
それにより、不意に糖分の過剰摂取を引き起こしてしまう場合があります。
便秘対策にはスポーツドリンクでない水分を
スポーツドリンクとはいえ、水分であることに違いはありません。
ですが糖分を多く含むため、便秘対策には適していません。
以下では、なぜ糖分の豊富な水分が便秘に適していないのか、そして実際どのようなものが有効なのかをご紹介しています。
正しい知識を備えることで、効果的な対策に繋げられます。
スポーツドリンクの特徴
スポーツドリンクと一口にいっても、その種類はさまざまでしょう。
同じような見た目、味であっても、成分構成や特徴はそれぞれ異なります。
ですが多くに共通しているのが、糖分を豊富に含んでいるということです。
体力の消耗した運動中に摂取することで、エネルギーの補充が期待できるためです。
ですが、運動をしていない、便秘対策をおこないたいだけの人がそんなドリンク製品を頻繁に摂取するとどうなるでしょうか。
体力の消耗が少ないにもかかわらず、エネルギー源である糖分ばかりを豊富に摂ることで、過剰摂取となってしまいます。
この状態は、便秘対策を考える上で逆に不向きといえます。
同じ理由で、ジュースなどもあまり適していません。
またその他、多様な栄養成分やアミノ酸も特徴的です。
エネルギー効率の向上や疲労回復といった効果をもたらすべく、複雑に構成されています。
なぜ糖分が多いスポーツドリンクは適さないのか
糖分が豊富であっても、水分に違いはありません。
単純に考えると、水分でさえあれば固くなった便をやわらかくしてくれそうなものです。
ですが実際は、そうもいきません。
過剰な糖分は、肥満の原因となってしまいます。
肥満状態になると体内の代謝が悪くなるため、排便という代謝機能もまたスムーズに機能しなくなってしまいます。
また血糖値が高まることで多尿となり、体に水分を留めにくくなるという点も困りものでしょう。
水分を蓄えなければいけない便秘時においては、まさに逆効果といえます。
また、多様な栄養分やアミノ酸もあまり理想的といえません。
いずれも健康的な成分として含有されてはいるものの、純粋に水分補給をしたい場合には、むしろ妨げともなってしまいます。
なぜなら、体が必要としている水分は、純粋なお水に他ならないためです。
便秘に適した水分とは
前述の通り、体が求めている水分は主に純粋なお水です。
そのため、便秘対策や健康面の向上を考える上でも、やはり普通のお水こそが有効といえるでしょう。
味があるスポーツドリンクはクセになって飲みすぎてしまうケースも懸念されますが、シンプルなお水は自分で調節しやすいという部分も特長のひとつです。
また、同じお水でも高度60%未満のいわゆる軟水が有効となります。
ミネラルが低いため、体に馴染みやすく吸収されやすいためです。
純水やピュアウォーターに近いものであれば、なおおすすめです。
とはいえ、スポーツドリンクにもカロリーオフやノンカロリーのものがあります。
お水がどうしても続けにくい人は、そういったものも適度に挟みつつ取り組んでも良いでしょう。
便秘時の水分にはスポーツドリンクよりもお水
スポーツドリンクを日常的に飲んでいる人も、少なくないことでしょう。
味がついているもののジュースとは異なるため、健康的な心持ちで飲むことができます。
もちろん、スポーツを嗜んでいる人であればより有効活用しているはずです。
ですが糖分が豊富に含まれることも少なくないだけに、健康維持や便秘対策には適さないのが実際のところです。
早期の便秘解消を目指したいのであれば、純粋なお水製品を選んで体をいたわることが大切です。
健康のためお水を積極的に摂りましょう
カロリーがないお水であれば、便秘解消はもちろん、美容や健康にも役立てられます。
肥満防止や血糖上昇の防止に役立てられ、また代謝の向上も期待できます。
日常的に摂取して、快調を目指してみてください。