水分不足だと扁桃腺が乾燥して腫れることがあります


風邪をひくときにのどが痛くなるという人も多いでしょう。

その中でも扁桃腺が腫れたことでのどに痛みを感じることも珍しくありません。

扁桃腺が腫れる原因はいくつかありますが、その中の一つにのどの乾燥があります。

のどが水分不足で乾燥すると、ウイルスや雑菌がのどに付着しやすくなります。

空気中のほこりなどの汚れが口の中に入ってきやすくなるからです。

もしのどがカラカラになっているのであれば、水分補給をして極力乾燥しないように注意することです。

口呼吸をしているとのどが乾燥しやすく扁桃腺が腫れる

のどが水分不足で乾燥している人を見てみると、口呼吸している人が多いようです。

口呼吸をしていると、のどの水分がどんどん奪われてしまいます。

その結果、のどが乾燥して扁桃腺が腫れやすくなります。

もし口呼吸を普段無意識のうちに行っているのであれば、鼻呼吸を意識して行うことです。

最初は慣れないかもしれませんが、続けていくと自然に鼻呼吸できるようになります。”

水分不足が原因の口呼吸を改善することで扁桃腺の腫れ対策を

扁桃腺が腫れやすくなるのは、のどの水分不足が原因です。

そして現代人を見ると、のどの水分不足の要因の一つに口呼吸があります。

もし口を普段開けていることが多ければ、鼻呼吸に変えることが大事です。

では具体的に鼻呼吸に変えるにはどうすればいいか、以下で詳しく見ていきます。

鼻呼吸への意識付けを行うこと

口呼吸を改善するためには、「口呼吸をしないように気をつけよう」と意識付けすることが大事です。

意識付けの方法はいろいろとあります。

たとえば、普段から腹式呼吸を意識すると鼻呼吸になりやすくなります。

そのほかには、ガムを噛むようにするのも効果的です。

ガムをかむことで口の中がふさがります。

となると自然と呼吸をするのは鼻で、ということになるわけです。

眠っているときに自然と口呼吸になってしまう人も多いでしょう。

睡眠中はどうしようもないと思う人もいるでしょう。

この場合おすすめの方法として、マスクを着用して眠る方法があります。

マスクを装着することで、口での呼吸が難しくなって、結果的に鼻呼吸になるでしょう。

あいうべ体操で口呼吸を改善する

口呼吸から鼻呼吸に改善する方法として、インターネットなどで話題になっている対策に「あいうべ体操」があります。

これは口を「あ」「い」「う」「べ」と動かす体操で、今日からでもできます。

ただしこの時、普段よりも大げさに口を動かした方が効果も高いです。

たとえば、「い」の時には首の筋ができるくらいに、「う」は口をかなり前に突き出すようなイメージで行うことです。

そして最後の「べ」の時には、舌も一緒に出しましょう。

これを1日30セット毎日行いましょう。

やり方は簡単ですが、最初のうちは結構疲れるはずです。

それほど顔の筋肉を動かすことになるのです。

このあいうべ体操、医者などの専門家も高く評価しています。

あいうべ体操のやり方が書かれているカードがあります。

医療機関の中には、このカードを無料で配布しているところもあるほどです。

またスマホアプリも出ていますからインストールして、常にスマホで確認できます。

寝ているときに口呼吸が気になれば口閉じテープ

寝ているときに口呼吸をしているか心配であれば、先ほど紹介したマスクを装着するのも一つの方法です。

それでもなお心配であれば、口閉じテープを使ってみるといいでしょう。

口閉じテープは通販サイトなどで販売されていますから、手軽に購入できます。

口閉じテープの使い方は簡単です。

眠るときに口の上下にテープを貼り付けます。

こうすることで半ば強制的に口を閉じることができ、口呼吸を予防できます。

口閉じテープの歴史ですが、意外と古いです。

1940年代にはすでにアメリカで夜間の口呼吸対策として使われていました。

70年以上の歴史にわたって行われている治療といわれると、いかに効果が高いかおわかりでしょう。

近年の口閉じテープの中には透明なタイプも出ています。

寝ているときにテープを張っていると、寝顔を見られるのが恥ずかしいという人もいるでしょう。

しかし透明バージョンであれば、それほど気にならないはずです。

口呼吸で免疫力が下がり扁桃腺が腫れやすく


口呼吸でのどが水分不足になって乾燥するため、扁桃腺が腫れやすくなります。

しかしそのほかにも口呼吸を行っていると、ウイルスやほこりなどをダイレクトに体内に入れてしまいます。

その結果、免疫力が下がってしまうのです。

免疫力が下がってしまうと、ウイルス感染しやすくなります。

その結果、扁桃腺の腫れる可能性も出てくるわけです。

このように口腔内の乾燥だけでなく、免疫力の低下によってダブルで扁桃腺の腫れへのリスクを高めます。

口呼吸改善でのどの水分不足・扁桃腺の腫れ改善を目指しましょう

街中で口を開けて呼吸している人をしばしば見かけます。

しかし口呼吸はのどの水分不足をもたらし扁桃腺が腫れます。

普段から鼻呼吸を意識しましょう。