水分不足により血行不良が起こっているためです
代謝が悪くなっていることには、いくつかの原因を考えられます。
そしてめまいの原因としては、水分不足であるケースが代表的です。
脱水症状はもちろんのこと、水分量低下に伴い血行不良が起こっているためです。
人間の体内は、半分以上が水分で構成されています。
そしてその多くを占めているのが、血液です。
充分な水分を日ごろから摂れていれば、スムーズな血流を維持することでめまいも防げます。
水分代謝低下による血行不良とめまいの関係性って?
血行がスムーズでなくなると、血液は濃縮され、ドロドロ状態となってしまいます。
それにより、めまいなどが高い確率で起こってしまいます。
血管内では、赤血球が脳をはじめとした体内各所へ酸素を供給しています。
ですがこの供給がうまくいかなくなると、細胞の一部は酸欠状態に近づいてしまうのです。
常に安定供給ができるよう、こまめな水分補給が欠かせません。
めまいは大きな怪我の原因にも
たかがめまいといって、侮ってはいけません。
ちょっとしたふらつきが原因で、骨折や頭を打つことにも繋がりかねないためです。
直接命に関わるほどの症状でないとはいえ、しっかりケアすることが欠かせません。
予防や対処の方法などをまとめたので、チェックしてみてください。
水分代謝低下が原因のめまいはどれくらい気をつけておくべき?
水分代謝という言葉をあまり聞かないため、気にしている人は割と少ないかもしれません。
ですがこの水分代謝低下に伴うめまいは、結構起こりやすい症状です。
健康に自信がある人であっても、気をつけておきましょう。
なぜなら、水分代謝の低下は、体内にあるべき水分のわずか1~2%程度不足しただけでも起こり得るものであるためです。
日ごろから100%体調に気を遣い続けることも難しいため、意外と起こりやすいです。
注意しましょう。
めまい対策に有効な水分補給の仕方
代謝をアップさせるには、前述の通りこまめな水分補給がおすすめです。
ですがこれも、ただ水分を多めにとっておけばいいという訳ではありません。
コツを押さえて、めまい対策しましょう。
理想は、常温、もしくは温かいお水を使った補給です。
冷たいものの方が、喉を潤す感覚は大きいかもしれませんが、血液のドロドロ化をさらに悪化させてしまうため、極力避けましょう。
近年は常温ドリンクの市販も増えてきているので、比較的用意しやすくなってきています。
また一度にたくさん摂るのではなく、複数回に分けてこまめな補給をする方法が効果的です。
そして合わせて、塩分や糖分を適度に摂っても良いでしょう。
こうした成分には、水分の吸収を助ける役割を期待できます。
速やかな水分不足の改善に繋げられるので、代謝向上もスムーズです。
健康食品のような位置づけで、塩味の飴商品も少なくないので、日ごろから携帯しておくと安心です。
もしめまいになってしまったら
気をつけていても、体の内部は目で確かめることができないため、なかなか完璧な予防というものは難しいです。
そのため、もしめまいが実際起こってしまったときのことも、念頭に入れておきましょう。
まずは、慌てないことが肝心です。
平衡感覚が失われているので、焦りによって転倒してしまうことも考えられます。
まずは、めまいの波が去るまでじっとしてみたり、近くの手すりなどに捕まるなどして危険な状況をやり過ごしましょう。
そして、症状のレベルを自分で確認しましょう。
めまいだけなら、それこそ軽い休憩や水分補給で収まりますが、脱水症状に至れば発熱や気を失うことにすら繋がります。
後者の場合、悪寒や吐気も伴うのが特徴的です。
こちらの場合は、水分補給に合わせて、涼しい場所でゆっくり休むようにしましょう。
焦りは鼓動を早め、余計に血流を乱してしまいます。
いずれにおいても、落ち着いた行動が大切です。
日常的にできる予防の心がけ
水分代謝の低下ですが、これは実は、運動が不足しているときとし過ぎたとき、両方で起こります。
前者では体液の流れが滞りやすく、また後者の場合なら、体内燃焼が急速に高まることで起こってしまいやすいです。
そのため、普段から運動量はほどほどを保つよう意識しておくべきです。
デスクワークが多いなら休憩時間に適度な運動を、そして体力仕事やスポーツを頻繁におこなうなら、オンとオフをしっかり切り替える心がけが重要です。
水分補給の意識と合わせて、取り入れてみてはいかがでしょう。
めまいは水分代謝の低下による血行不良で起こる
水分が不足すると、血液がドロドロになり、流れはスムーズでなくなってしまいます。
これにより、脳をはじめとした体内各部への酸素供給がおこなわれにくくなり、めまいをはじめとしたあらゆる不調に繋がってしまうのです。
体内水分の1~2%減っただけでも起こるので、健康な人でも注意が必要です。
ですが充分な水分量を日ごろから維持できていれば、良好な流れを保ちやすいです。
水分補給や生活面の注意でめまい予防をしましょう
体調不良の中でも、めまいはかなり軽い部類に入るでしょう。
ですが、転倒や事故などの危険にも繋がるため、侮ってはいけません。
水分補給や適度な運動を意識して、めまいの起こりにくい健康な体づくりを心がけましょう。