ウォーターサーバーはこまめな掃除が大切

ウォーターサーバーの掃除
私たちが毎日のように利用する水をいつでもちょうどいい状態で供給してくれるウォーターサーバーですが、よりよい状態を保つためには、自宅など設置している場所でのこまめな掃除が大切です。

お水を扱っているとはいえ、やはり毎日使っていると随所に汚れがたまってきます。

必要となる掃除の頻度はウォーターサーバーの機器の部位によっても異なり、その部位によって1週間に1回程度、または毎日などさまざまです。

ウォーターサーバーは使用を繰り返しているうちに汚れがついてきます

言うまでもなくウォーターサーバーで取り扱っているのは水ですから、何となくそのまま汚れもつかず使用できそうな気がしがちですが、そこには落とし穴があります。

毎日水が触れることになるウォーターサーバーは、そのまま放置していると随所に細菌やほこりがつき、蛇口を操作して水やお湯を出す際にはそれが汚染されてしまう可能性があるのです。

せっかく美味しいお水を飲める環境があるのに、掃除を怠ったために水が汚れてしまうと本末転倒なのです。

ウォーターサーバーの汚れ掃除方法

同じ掃除でも、ウォーターサーバーの部位によって方法も頻度も多少変える方が得策です。

特にこまめに掃除をしたい部位、またある一定のスパンで掃除を行えばOKの場所など、それぞれに異なる方法を覚えておきましょう。

お水が触れる場所はこまめに掃除

同じ機器といえど、やはりお水が直接触れる部位とそうではない部位では掃除の頻度も変えるのが望ましいでしょう。

お水がよく触れる部位は、出てくるお水を汚染してしまう可能性があることはもちろんのこと、水を受けるカップやグラス、また料理の際に使う鍋などの調理器具といったものまでに汚れが及んでしまう可能性があります。

逆に、そうした食器や調理器具が触れることで細菌を付着させる原因にもなりうるわけです。

特にお水が直接出てくる蛇口周辺や手を触れる機会の多いコック部分などは、毎日1~2回は掃除を行うことが求められます。

その他の部分は一定の日数ごとに掃除

例えば機器の外周りやコンセント部などは毎日のように掃除する必要はありませんが、やはり汚れやほこりなどが目立つようになってきたらきれいにしておくべきでしょう。

外周りに関してはだいたい1週間に1回程度は掃除を行います。

また、コンセント周りに関しては、ほこりがたまると感電や火事などの恐れが出てくるため、気が付いたときにはほこりを取っておくことをおすすめします。

ウォーターサーバーの掃除方法(部位別)

ウォーターサーバーの掃除の方法は、それぞれの部位によって異なります。

また、細かいところまで丁寧にきれいにすることが清潔な水の利用へとつながりますから、適切な方法で丁寧に掃除を行いましょう。

  • 蛇口・コック部分
    清潔なタオルかキッチンペーパーなどを用意し、まずは水気と汚れをきれいにふき取ります。その後、アルコール消毒剤を用いてさらにふき取れば問題ありません。アルコールを使うことによって殺菌消毒ができます。

    また、蛇口の内側にも汚れがたまっていますので、綿棒など細いものでかき取るようにすればよいでしょう。

    ただし、ここに洗剤を使用してしまうと洗い流しやふき取りがうまくいかずに残ってしまう可能性があり、次にお水を出すとき洗剤の成分が混ざってしまう可能性があります。

  • 受け皿
    蛇口から出た水のこぼれなどを受け止める受け皿も、放ってくとぬめりなどが出てきて不衛生な状態になります。たいていのウォーターサーバーでは取り外しができよるようになっていますので、外してから台所用洗剤をつけて優しく洗いましょう。

    洗剤はよく洗い流し、水気をよく乾かしておきます。

  • ボトル接続口
    この部分は、こまめに取り外すことは困難ですから、ボトルの交換時には忘れずに掃除するようにしておきます。ここも最初に清潔なタオルもしくはキッチンペーパーなどで水気をよくふき取り、その後アルコール消毒液でさらにふき取ります。

    このとき注意したいのは、接続口とその周辺にはなるべく手を触れないようにすること。

    ここで手を触れてしまったら、手の雑菌が移ってしまい、次の交換時まで掃除することができなくなってしまいます。

  • 機器の外周り
    基本的にはタオルでからぶきすればOKですが、もし目立つ汚れや頑固な汚れがある場合には、台所用洗剤を使用してふきとるとよいでしょう。電気系統に影響を与える可能性がありますから、多く水を浸したタオルでふいたり、またそのまま水をかけて洗うなどは避けてください。
  • コンセント周り
    まず掃除をする前にプラグを抜いておき、たまったほこりを掃除機で吸い取ります。その後、できるなら濡らさない状態の布で軽くふき取ればOKです。

    この箇所も無駄に濡らさないようにするのが得策です。

放置するとどうなるか

ガロンボトル
一度開封したボトルは、できるだけ早く使い切り、さらにその間にも汚れをこまめに掃除したり細菌の繁殖を防いだりすることが大切です。

そのまま放置してお水を使い続けると、食中毒の原因になってしまうこともありますし、お水の風味にも影響を与えてしまいます。

せっかくの美味しくて安全なお水も、その水が汚れや細菌に汚染されてしまっては元も子もないわけです。

面倒でもウォーターサーバーの汚れ掃除はこまめに

ウォーターサーバーの掃除に関しては、今まで水道を使っていたときには行っていなかった手入れを行う必要があります。

そのため、最初は面倒くさいと思いがちですが、こまめな手入れによって体にも安全なお水を使い続けることができるようになりますし、長く気持ちよく利用できるようになります。