ダイエット中の水分補給は、成分と摂取量に注意すればお茶でもいいでしょう


ダイエット中におけるお水の有効性は各方面で話題に挙げられています。適切な水分摂取をして痩せやすい身体を目指すダイエット方法は幅広く認知され、いまやダイエットとお水は切っても切れない関係です。

とはいえ、必ずしも水分補給に純粋なお水だけを選ばなければならないのでしょうか。ほとんど無味無臭であるお水とはいえ、苦手な人も中にはいることでしょう。

お水の代わりに選んでも問題ない水分で、無理なくダイエットに取り組める方法を探っていきましょう。

お水がダイエットに向いているのは、余計な成分がほとんど含まれていないから

お水には、栄養や香料といった余計な成分がほとんど含まれていません。だからこそダイエット向きなのです。水分摂取は、体内の水分量を補うための作業です。純粋なお水以外の成分は、むしろ吸収効率を下げる存在ともなりかねません。

しかし、お水でなくても不要な成分が抑えられたものがあります。そして、それらはダイエット中に摂るべきお水の代わりにもなってくれます。そもそも、なぜダイエットにお水が有効なのでしょうか。その理由さえ分かれば、お水の代わりになる水分を選ぶことが出来るでしょう。

お水は無味無臭といえ、種類によってクセを感じる場合もあるため、苦手な人は少し抵抗が感じることもあります。ですが代わりになる水分が分かれば、無理せず水分摂取を続けることができます。

お水によるダイエット効果は便秘解消や代謝の向上などさまざま

水分は、人の体の半分以上もの割合を占める成分です。そのため水分不足は、体の機能低下させることに繋がります。脂肪燃焼に関わりの大きい、代謝作用もそのひとつでしょう。

つまり十分に水分が摂れていなければ、ダイエットの効果も出にくいというわけです。また水分量の面以外でも、効果的な役割を果たしています。

中でも代表的な作用といえるのが、腸における働きです。腸といええば、食べ物から水分や栄養素を漉しとり便として排出するための器官です。

それのみならず、ホルモンバランスにも大きく影響しています。便が滞り、悪玉菌の増加により腸内環境が悪化すればホルモンも乱れ、こちらもまた代謝低下へと影響します。

しかし、十分に水分を摂れていれば腸内の流れを良好に保つ働きが期待できます。ダイエットにおいて、お水は欠かせない存在なのです。

お水以外の水分は基本的にはダイエットに適しません


前述の通り、水分は体内を潤したり腸内環境をバックアップしたりするうえで大切な存在です。ですが純粋なお水以外の場合、そのような効果が出にくい場合もあります。

たとえば紅茶やコーヒーには、多くのカフェインが含まれます。眠気を抑える成分として知られていますが、利尿作用が強いという特徴も持ち合わせています。

これにより、せっかく摂った水分も必要以上に排出されやすくなってしまい、結果として水分不足を後押ししてしまう場合があります。またアルコールに関しても、同じく利尿作用が伴います。

次に、炭酸飲料についてです。甘い炭酸飲料には、多量の糖分が使われています。そのため、ダイエットにはもちろん不向きであるといえます。

近年はノンカロリーの炭酸飲料なども増えてきていますが、腸内環境を考えるなら、人によって刺激が強すぎる場合もあります。このように、お水以外の水分はダイエットに不向きである場合が多く見られます。

おすすめは白湯

白湯を飲むと身体が内側から温まるので基礎代謝がアップします。女性に多い冷え性の緩和や美肌作りにも効果的なので白湯を習慣的に飲むのがおすすめです。

一気に飲むのではなく、1日に数回こまめに少しずつ飲みましょう。白湯は沸騰したお湯を50℃位にまで冷まして作ります。

ウォーターサーバーは熱湯と水が両方すぐに使え、白湯も自分で温度を調節して作れるのでとても便利です。

⇒お水がおいしくない、水分補給が苦手になってしまったという場合については、こちらの記事水分補給が苦手になってしまう原因は何?をお読みください。

水以外の飲み物が飲みたい時は、ダイエット向きのお茶がおすすめ

それでは最後に、本題であるお水の代わりとなるダイエットに適した水分をご紹介します。

基本的な考え方としては、前述のような特徴を伴わず、なおかつ美味しく飲めるような味がついている飲み物です。

該当するものとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • 麦茶
  • 黒豆茶
  • ルイボスティー
  • ハーブティー

どれもお茶として楽しまれているものですが、総じてカフェインをほとんど含まないという特徴を持ち合わせています。利尿作用を心配することなく、香りや味わいも楽しみながら飲めるので、お水が苦手な人におすすめといえます。

ダイエットにお水が有効であると話題になっているのは、ダイエットを後押しする特徴を備えているためです。水分が欠かせない人体に潤いを補填し、更にダイエットに関連深い腸内環境の改善も後押ししてくれます。

そのためお水の代わりに選ぶ水分もまた、お水に近い性質のものが有効といえるでしょう。ダイエットの妨げになる特徴が見られず、更に味や香りを楽しめるものなら、安心して活用できます。

緑茶や麦茶は身体に良い効果がたくさん

緑茶にはタンニンという脂肪分解を担う酵素を活性化させる成分が含まれています。食事の後に飲むとダイエットに効果的です。さらに抗酸化作用のあるビタミンCも含有しており、アンチエイジングに良いといえるでしょう。

暑い夏場に飲む機会が多い麦茶にも嬉しい効果があります。火照った体を冷やし、体温を下げるのに効果的です。

麦茶はミネラルが豊富に含まれているので、汗で失った分を水分と一緒に取り戻せます。また胃の粘膜を保護する、血液をサラサラにして生活習慣病を予防する、虫歯菌の定着を阻害するといった効果も期待できます。

⇒麦茶の詳しい効果効能については、こちらの記事【保存版】ダイエット中の水分補給は麦茶でもいいの?をお読みください。

(まとめ)ダイエット中の飲み物はお水じゃなくてお茶でもいいの?

ダイエット中の水分補給は、成分と摂取量に注意すればお茶でもいいでしょう

ダイエットには水分補給が欠かせません。水分補給を行うことで代謝が上がり、脂肪が燃えやすくなるからです。さらに、腸を刺激して便を軟らかくするため便秘改善効果もあります。

水分補給にはお水がおすすめです。お水は余分な成分が含まれておらず、体内にしっかり吸収されます。

お水以外の飲み物を摂る時は、カフェインを含まず美味しく飲める麦茶や黒豆茶などにしましょう。利尿作用のあるカフェインなどが含有しているお茶は、ダイエットの水分補給には向いていません。