嘔吐すると体の水分を排出し水分不足になりやすいです


嘔吐するような時は、健康時でなく、何かしら体が不調となっています。

それは風邪やインフルエンザなどから、ノロウイルスなどの症状までさまざまです。

嘔吐するということは、胃に入っているものを、口から体外に排出する行動であり、体の防衛反応です。

嘔吐したときは、体で食べ物や飲み物を受け付けなくなっており、嘔吐回数も多いことがあります。

そのために、嘔吐するようなときは水分不足になっていることも多く、まずは嘔吐が治まるのを待ち、さらに水分補給します。

嘔吐すると水分不足となり、電解質も失われます

嘔吐すると胃の中のものを体外に排出し、同時に体液も排出します。

それらに含まれるものは水分があるので水分不足になるのはもちろん、電解質も一緒に排出されます。

電解質とは、ナトリウムやカリウムなどのミネラルのことであり、体調を整える、神経や筋肉の働きをするのに必要な成分です。

嘔吐があれば、水分補給するのと同時に、このような電解質も補給しないとなりません。

嘔吐が治まるのを待ち水分補給します

嘔吐があれば、まずは収まるのを待ちます。

ただしウイルスなどが原因だと、嘔吐と一緒にウイルスも排出しているので、無理に止めることはおすすめできません。

そして嘔吐が治まったら、水分補給します。

経口補水液で水分補給します

嘔吐がある期間は、胃が荒れていることも多く、食事も飲み物も受け付けないことも多いです。

しかし数日食べなくても死の危険は少ないですが、数日水分を摂取しないのは、大変良くありません。

嘔吐で水分と一緒に電解質も失われるので、それらを補給します。

嘔吐がある時期の飲み物としては、経口補水液が適しています。

これは、飲み物であり電解質も含まれているので、水分と電解質を同時に補給できます。

ただ嘔吐のある期間は、一気に経口補水液を飲んでも、全部吐いてしまう可能性もあるので、少しずつ飲むようにしましょう。

30分ぐらいの間に一口ずつ飲むような感じで、根気よく少しずつ補給します。

時間とともに飲む量を多くしていき、ある程度飲めるようになれば、量を気にせず飲んでかまいません。

経口補水液は、市販品があるので、常備しておくと良いでしょう。

嘔吐が治まってきたら消化の良い食事をします

嘔吐が治まってきて、水分不足の脱水症状も改善されてくれば、食事を少しずつするようにします。

消化の良い食べ物を食べるのが良いとされていましたが、酷い下痢がなければ、それほど食べ物にこだわらなくても良いです。

胃の調子が悪いと、おかゆやうどんなど、消化の良い食べものの方が胃には優しいです。

ただ油や糖分の多い食べ物は避けるようにして、少量で栄養を沢山とれる食品が良いです。

たとえばプリンや豆腐、チョコレートなどがあります。

食事をしていないと、ビタミンが不足している可能性もあるので、豚肉や納豆、卵を使ったおじやもおすすめです。

いちごやリンゴなどで、ビタミンを補っても良いでしょう。

肉を使った料理を作るならば、油を少なくするために、揚げずに、油を使わず焼いたり、煮たり蒸すなどして作るようにします。

症状が回復したら通常の水分を補給します

嘔吐が治まり脱水もなくなり、食事をしても大丈夫になったら、通常の水分補給をします。

水分不足にならないようにするためにも、こまめに水分補給をするようにしていきます。

ただお酒などのアルコールは体への負担となり、ジュースなども糖分が含まれるので、おすすめはできません。

お水やお茶などが良く、体を温める意味もあり、白湯や温かいお茶などを飲むようにしましょう。

特に嘔吐が治まったすぐ後では、水分不足になっていることもあるので、意識して水分補給するようにします。

特にのどが渇いていると感じるときは、すでに体からいくらかの水分が失われて、水分不足になっている証拠です。

のどが渇く前に、こまめに水分補給をしていくと、水分不足を防げます。

嘔吐から回復したら、朝昼晩と、タイミングを見ては、こまめに飲み物を飲むようにしましょう。

経口補水液を常備しよう


嘔吐するような時は、水分補給を少しずつ様子を見ながら行います。

お茶やお水でも良いですが、効率よく体に吸収させるならば、経口補水液がおすすめです。

日頃から購入して常備しても良いですが、万が一家にないこともあります。

そのような時は、自分で作ることもできます。

水1Lに、小さじ半分の塩3g、砂糖大さじ4杯と半分の40gを混ぜればできあがりです。

砂糖はブドウ糖の方が良く、お水は水道水よりも何も含まれないお水の方が良く、レモンなどで香りと味付けすると飲みやすくなります。

飲み物を飲むようにしましょう

嘔吐している時は、水分不足になるので、水分補給は大切です。

お水であっても経口補水液であっても、こまめに無理のない範囲で飲んでいき、水分補給していきましょう。