便秘で血圧が上がることがあります


人間の体には血液が流れており、心臓から送り出される血液は圧力がかかります。

圧力が高いと高血圧となり、血管や臓器に負担をかけることとなり、良くありません。
高血圧というと、塩分の摂りすぎなどもありますが、便秘の関係しています。
便秘になると腸内では悪玉菌が増えて、腸内環境が悪くなります。

腸内は有害なガスが発生し、血液にのって全身に巡っていき、自律神経の働きも悪くします。
自律神経は、血圧調節・体温調節・臓器の働きなどに関係しており、働きが悪いと血圧も上げて高血圧になるのです。

便秘では排便しにくく、血圧が上がりやすいです

便秘で血圧が上がる大きな原因というと、排便するときに思い切り踏ん張ることがあります。

便秘では腸内に便が溜まり、水分がなくなり硬く小さくなるので、出にくいです。
どうしても思い切りいきみ踏ん張ることが多いので、高血圧に繋がりやすいでしょう。
年齢を問わず、中にはトイレで踏ん張りすぎて、倒れてしまう人もいるぐらいです。

高血圧対策をしましょう

便秘によって血圧が上がることはあります。
しかし普段から高血圧だと余計に体に負担をかけることとなり、血圧を上げない工夫します。

塩分を控えます

高血圧の方は塩分を控えるようにと言われますが、塩分は血圧を考えるときの基本と言えます。

塩分を摂取すると、体内では塩分濃度を低くしようとして、水分をため込みます。
これは結果として血液を増やすことに繋がり、高血圧にするのです。

塩分の多く含まれる食べ物を食べない、調味料を使いすぎない、加工食品を控えるようにします。
塩分の多い漬け物などは控え、コンビニ弁当やレトルト食品も控えます。
加工食品は、味付けが濃くなっているので、自然と塩分を多くとってしまい、良くありません。

また醤油などの調味料も控えて、味付けは薄くしましょう。
調味料や加工食品でも、減塩にしている食べ物もあるので、このような食品を使ってもよいでしょう。
醤油や味噌の代わりとして、酢などを使って味付けしても、塩分を控えられます。
タレやラーメン・蕎麦のスープは飲まずに、残すようにしましょう。

運動します

運動は血圧を下げる効果があり、体重を減らすのにも役立ち、便秘解消にも良く体によいことが多いです。

運動することは血行を良くして、余分な水分や老廃物を体から出し血圧を下げ、腸を刺激するので、排便しやすくしてくれます。
毎日30分に以上運動するのが理想ですが、最初は時間の取れる範囲で行ってみましょう。

運動といっても本格的にジムに通う必要はなく、ウォーキングなど家の中で出来る運動で構いません。
また1回10分の運動を、1日3回行って30分としても、1回30分運動したのと同じ効果を得られます。

日頃運動をしていない人であれば、数分から始めて、徐々に時間を延ばすのもよいかもしれません。
家の中ならストレッチを行う、階段を使って踏み台昇降運動をするなど、広いスペースがなくても運動可能です。
家の中なら、寒くても雨が降っていても、外の気候を気にせずに出来るでしょう。

排便するときにツボを押します

便秘で血圧を上げないようにするには、スムーズに行えるようにすると良く、いきまず便がでれば、血圧もそれほど上がりません。

そこでトイレに入ったときには、ツボを押してみましょう。
便座に座ったら、手にあるツボを押してみてから、踏ん張ってみるのです。
手には、神門・通里・霊道・労宮・少府というツボがあります。
労宮は血流を良くする、少府はリラックスさせる、神門・通里・霊道は気持ちを穏やかにさせます。

これらのツボを押すと副交感神経を活発になり、肛門筋がゆるみ、排便しやすくなります。
副交感神経は、リラックスさせる効果もあり、緊張している筋肉をゆるませます。
トイレに入ったら、これらのツボを押してみるとよいでしょう。

しかしわざわざ指を使って押す必要はありません。
手のひら同士をあわせてこすればよく、ちょうど拝むような動きをします。
トイレに入った後は、1分ぐらい拝んでから、踏ん張ってみましょう。

水分補給をしてください


血圧が上がる原因の1つとしては、水分不足があります。

水分を摂らないと血液濃度を上げる原因となり、濃度の上がった血液は流れにくくなり、血圧を上げます。
水分補給をしない人は、血圧が上がりやすく、いきんでもすぐ血圧が上がります。
日頃から十分に水分を摂るようにして、水分不足を解消しましょう。

ただし水分として、お酒は体と腎臓に負担をかけ高血圧に良くないので、お酒は控えるようにします。
お茶やお水など、砂糖やアルコールの含まれない飲み物がよいです。

血圧対策をして便秘改善をしましょう

便秘ですぐに血圧が上がる人は、日頃の生活で血圧対策をします。
生活を改善していけば、血圧を下げることも可能です。
それは、塩分を控える・適度に運動をする、・分補給を十分に行うなどしてきましょう。