基礎代謝の数値と新陳代謝の関係とは？
基礎代謝量とは、私たちが生きるために最小限に使うエネルギー量のことです。
基礎代謝量は年齢や体格、体質、性別、健康状態によって変化します。
代謝活動は体内で行われている生命活動の基本です。
基礎代謝の数値が高いと、細胞の新陳代謝も活発に行われていると考えられます。
新陳代謝のペースは自分で測定することは困難ですが、基礎代謝の数値を上げるよう努力することで新陳代謝も活性化させることが可能になります。
基礎代謝の数値を上げて新陳代謝を活性化させよう！
基礎代謝の数値を上げるためには、筋肉量を増やすことが要となります。
なぜなら、筋肉は安静にしている時でもエネルギーを消費するからです。
筋肉を増やすことは健康的なダイエットにつながるだけでなく、血流やリンパの流れを促して新陳代謝を活発にする効果もあります。
さらに、筋肉量が増えると冷え性改善の効果も期待できるため、これも新陳代謝の活性化に寄与しています。
基礎代謝を上げるためには？
基礎代謝を活性化させるためには、筋肉を鍛えることの他に、赤身肉をきちんと食べること、お水を十分に補給することが大切です。
それぞれがどのように基礎代謝の数値と関連するのか、また、新陳代謝を活性化させるのか考えてみましょう。
筋トレをする
基礎代謝量の数値は、筋肉量が多ければ多いほど高くなります。
筋肉は、安静にしている間もエネルギーを消費するからです。
基礎代謝量の数値が上がると同時に、新陳代謝にも良い影響が及びます。
また、筋肉が多いと新陳代謝がスムーズになる理由として、筋肉が多いことによってリンパ液が流れやすくなるからでもあります。
リンパ管のリンパ液は、血管と違ってポンプによって流れているわけではありません。
リンパ液は筋肉の動きに合わせて送られてゆくのです。
もしも筋肉が少ないと、リンパ液を送る力がないために老廃物が滞りやすくなってしまいます。
新陳代謝をスムーズに行うためには、リンパ液を流れやすくすることが大切なのです。
さらに、筋肉が多いことは冷え性の改善にもつながります。
脂肪は熱を作り出しませんが、筋肉は熱を作り出すことができるからです。
冷え性に悩んでおられる方は、有酸素運動と同時に筋トレをしてみましょう。
まずはスクワットを10回から始めてみましょう。
お水を十分に摂取する
代謝を良くすることとお水を摂取することには大きな関係があります。
水分をよく取ると、脂肪が燃えやすい体になります。
また、水分を摂ることで肝臓の働きが良くなるので、肝機能を高めることができます。
実は、肝臓を健康な状態に保つことと基礎代謝には深いつながりがあります。
体内で行われる基礎代謝の27％は肝臓で行われているため、肝臓の働きを良好に保つことによって基礎代謝量を上げることができ、新陳代謝の活性化にもつながるのです。
さらに、水分をよく摂れば、リンパ液や血液の量を十分に保つことができるため、流れを良くしておくことができます。
血液やリンパ液の流れが良いことは、スムーズな新陳代謝に欠かせません。
細胞は血液から栄養を受け取り、老廃物はリンパ管を流れて排泄させるからです。
赤身肉を食べる
基礎代謝を上げるためには、食事に赤身肉を取りいれましょう。
豚肉、牛肉、鶏肉…、なんでもよいので、脂肪分の少ないお肉を選ぶことがポイントです。
お肉は1日50～80gを目安に摂取しましょう。
お魚もおススメです。
基礎代謝を上げるためになぜお肉や魚が大切なのかというと、まず一つ目の理由は筋肉を作るためです。
筋肉が多いと基礎代謝が活発になるのですが、筋肉を増やそうといくら筋トレをしても、筋肉を作る材料であるタンパク質が不足していては、筋肉は発達できないのです。
ですから、代謝を高めるためにお肉を食べることは大切です。
また、タンパク質をきちんと摂取することで、内臓の細胞がきちんと再生され、内臓を元気な状態に保つことができます。
内臓が元気だと、代謝も活発に行われるようになります。
食事は野菜を中心に…、というのは良いことですが、お肉も忘れないようにしましょう！
冷え性は代謝が落ちている証拠
冷え性は、体の深部が冷えているということであり、その原因は代謝が落ちていることにあります。
冷え症の場合は新陳代謝も滞り気味になっていると考えられるので、改善につとめましょう。
上記で考えた水分を摂ること、筋トレ、赤身肉を食べることも、冷え性の改善に役立ちます。
さらに、頻繁に足湯をしたり、湯船に浸かったりするのも良いでしょう。
普段から体を冷やさないように、靴下や腹巻を大いに活用しましょう。
代謝を促して元気に過ごそう！
代謝が活発であることは、心身ともに健康でいるための秘訣です。
体を温め、筋肉を使い、血流を促して代謝を高めましょう。
代謝を高めるためには、十分にお水を飲むことも大切です。
お水は1日に2Lを目標に、こまめに摂取するのが効果的です。