水分不足になるとコレステロール値が高くなり動脈硬化などのリスクを高めます


コレステロールとは、体内の細胞の膜を構成する成分であり、血中のコレステロールの値が高いと動脈硬化を引き起こしやすくします。

動脈硬化は病気ではないですが、心筋梗塞や脳梗塞など、生命の危機に繋がる病気を引き起こします。

動脈硬化には、脂肪分の多い食事が関係しているのは有名ですが、実は水分不足も関係しています。

水分不足になると、血中のコレステロール値を高くして、動脈硬化のリスクを高めます。

水分不足はコレステロール値を上昇させます

体内の水分が不足すると血液中の水分も不足し、血液濃度が上がり血流が悪くなって固まりやすくなります。

水分の少ない血液は流れが悪いので、コレステロールも血管の中に溜まりやすく、動脈硬化のリスクを高めます。

脂肪分の多い食事をすること以外に体の水分量も関係し、また水分不足は自覚できないので意識して水分補給すべきです。

⇒水分不足と胃痛の関係に関する記事はこちら

コレステロールを下げる生活にする

コレステロールが気になる方であれば、体の中のコレステロールを少なくするような生活にしましょう。

飲み物にしても、コレステロールを少なくする効果のある飲み物がいくつかあります。

野菜ジュース

キャベツやブロッコリーなどの野菜はアミノ酸の一種が含まれており、血中コレステロール値を下げる働きがあります。

このような野菜を積極的に摂ると良く、またどのような種類の野菜でもビタミンなどを摂取できるので体に良く、コレステロールを少なくするのにも良いです。

特にその中でも、野菜ジュースとして若葉を使った青汁が、コレステロールには良いです。

コレステロールを少なくする作用の他に、体内への吸収を抑える働きもあります。

野菜には食物繊維が多く含まれますが、この食物繊維もコレステロールを少なくしてくれます。

食物繊維は胃で消化されずにそのまま小腸を通り、便と一緒に体外に排出されます。

そのために、体内を通過するときに、体内のコレステロールを吸着して、便と一緒に出してくれるのです。

食物繊維ならば野菜の他に、こんにゃくや豆類、海草類に多く含まれています。

野菜ジュースにするほかに、食事のときにも沢山食べると良いでしょう。

野菜に含まれるビタミンCもコレステロールを体外に排出する効果があり、野菜はコレステロールに対して総合的に良い効果を発揮します。

クエン酸もコレステロールに効果あり

クエン酸は、血中コレステロール値を下げる働きがあります。

クエン酸はレモンや梅干しなどの酸っぱい食べ物に含まれており、酢にも含まれているので水で酢を薄めて飲むとコレステロールに良いです。

酢には血液をサラサラにする働きがあり、これがコレステロール値を下げてくれます。

酢を飲むのであれば、大さじ1杯程度の15mlぐらいを1日に飲むと良く、それ以上増やしても効果は変わりありません。

クエン酸が多く含まれる黒酢やりんご酢の方が酢を摂取するならば良いでしょう。

そのまま水で薄めて飲んでも良いですが、食事に使っても体内に摂取できるので、食事から取り込む方法もあります。

コレステロールに良いと言われる鰯などをマリネにして食べると、さらに効果が期待できます。

酢には動脈硬化防止の他に、美肌効果などもあり、健康にいろいろと良い効果をもたらしてくれます。

ポリフェノールの含まれる飲み物

ポリフェノールは、誰でも一度は聞いたことのある言葉でしょう。

実はこれは成分としての名前でなく、植物などに含まれる成分の総称であり、沢山という意味のポリとフェノールを組み合わせています。

ポリフェノールとしての成分は現在判明しているだけでも5,000種類以上あり、アントシアニンやカテキンが有名です。

ポリフェノールの効果としては抗酸化作用があり、ポリフェノール自身を酸化させることによって、コレステロールの酸化を防ぎ、肝臓に戻し、体内に溜まるのを抑制します。

飲み物としては、赤ワインやコーヒーなどが、ポリフェノールの含まれる代表的な飲み物であり、カカオやチョコレートにも含まれます。

このような飲み物や食べ物を日常的に、飲んだり食べたりするのは厳しいかもしれないので、夕食時に飲む、食事の後に食べるなどして、活用していきましょう。

⇒水と野菜ジュースの健康への影響を解説した記事はこちら

食品や運動にも気をつけましょう


コレステロールが気になるならば、体内に溜めずに、体の外に出してくれる飲み物を飲むのは良いことです。

ただしコレステロールは食事や運動にも関係し、これらも平行して行わないとなりません。

食事では脂肪分の多い食事を少なくするようにして、運動し体中の脂肪を燃焼させて減らしていきます。

このようなことを生活の中で行っていきながら、コレステロールに良いと言われる飲み物を飲んでいきましょう。

⇒水分不足と胃もたれの関係・予防方法に関する記事はこちら

水分不足になるとコレステロール値が高くなるの?

コレステロールに良いとされる飲み物は、野菜や酢を使った飲み物があります。

日頃から作っておけば、好きなときに飲めるので、常備して、日常でこまめに飲んで、コレステロールを減らしていきましょう。